このオフにマイアミ・マーリンズからフリーエージェントとなっていた元楽天のケーシー マギー三塁手が、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだことが分かった。
MLB移籍情報
2013年に東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーしたマギーは、打率.292、28本塁打、93打点をマーク。主軸の一人として球団史上初の日本一に貢献した。
Casey McGehee has minors deal with tigers
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2016年2月23日
翌年にはメジャー復帰を果たし、マーリンズで打率.287、4本塁打、76打点の成績を収め、ナ・リーグのカムバック賞を受賞した。
昨オフにはサンフランシスコ・ジャイアンツと年俸480万ドル(約5億4,000万円)のメジャー契約で1年契約を交わした。
ジャイアンツが、FAになったパブロ サンドバル(レッドソックス)の再契約に失敗し、その穴を埋めるという戦力補強で移籍した。青木宣親と同じチームということで注目したが、好調だった青木と違い、マギーは4月を終えた時点での成績は、打率.169、本塁打1、打点2、出塁率.222、長打率.271、OPS.493と惨たんたる数字だった。
もともとチームのスタイルやパークファクターから本塁打は期待されてなかったが、当てるだけのバッティングが目立ち4月に併殺打を8個も記録した。
結局49試合の出場で打率.213、2本塁打、11打点と低迷。7月には自由契約となり、同月に前年プレーしたマーリンズに復帰していた。
Tigers sign veteran IF Casey McGehee https://t.co/Kk1dqXlXya via @detroitnews
— Chris McCosky (@cmccosky) 2016年2月23日
地元紙『デトロイト・ニュース』によると、タイガースのブラッド オースマス監督は、「メジャーで7年間プレーした経験を持ち、日本のチームにも所属したマギーの国際的な経験を評価した」という社交辞令的なコメントをしたというが、カムバック賞からジャイアンツに移籍した時のオーラも消えて厳しいマイナー契約となった。
24日にも紹介したが、マギーやウリーベ三塁手(36・インディアンスと契約)、ロリンズ遊撃手(37・ホワイトソックス)など、メジャーは、この時期、ベテランたちのバーゲンセールに入るが、彼らの「もうひと花」に期待したい。