マーリンズのイチロー外野手がホームのナショナルズ戦で日米通算1968得点目をマーク。王貞治氏の日本記録を更新した。
イチローが金字塔
5-0の8回、2死一塁からライト前ヒットで出塁すると、続くエチャバリアの2号3ランで生還。1967得点で並んでいた王氏の日本記録を更新し、単独1位となった。内訳は、日本で658得点、米国で1310得点。
1,968 runs scored: now the most ever by a Japanese player. Congratulations, Ichiro! pic.twitter.com/Sf4cl4DPai
— Miami Marlins (@Marlins) 2015, 4月 25
マーリンズは正左翼手イエリッチがDL入り。その穴を埋める形でイチローは5試合連続で先発出場した。2回の第1打席では二ゴロ併殺打。4回にはレフト前ヒットで5試合連続安打をマーク。しかし、ホームは踏めなかった。6回の第3打席は二ゴロだった。
この日は4打数2安打1得点で打率.286となった。
21世紀のMLBトップ100の第3位にイチローが選出
この春、イチローは、米スポーツ情報サイト「ブリーチャー・レポート」の特集で『21世紀のMLB選手トップ100』で3位に選出された。
それによれば、10位は現在、メジャー最強投手と呼ばれるドジャースのエース、サイ・ヤング賞3度選出のクレイトン・カーショー。
9~7位には強打者が続き、インディアンスやレッドソックスで活躍した強打者のマニー・ラミレス、MLB通算本塁打記録を誇るジャイアンツのバリー・ボンズ、「ビッグ・パピ」の異名を持つレッドソックスのスラッガー、デビッド・オルティスと並ぶ。
6位はブルージェイズなどで活躍し、13年に引退したロイ・ハラデイ。5位はアレックス・ロドリゲス、4位は昨年限りで現役引退した「キャプテン」デレク・ジーターとヤンキースのスーパースターが続いている。
そして、MLB15年目のシーズンを迎えるイチローはジーターより1つ上となる堂々の3位に選出されている。
その特集では、キャリア通算成績の打率3割1分7厘、出塁率3割6分、通算2844本安打 112本塁打、717打点、487盗塁といった成績を紹介。
そして、寸評ではイチローの偉大なキャリアをこう評している。
「オリックスブルーウェーブの9シーズンで1278安打を放った後、2001年に27歳のルーキーとしてシアトル・マリナーズに加わった。
円滑という言葉では、彼のメジャーへの適応を完璧に表現できない。
彼は打率3割5分、出塁率3割8分1厘、長打率4割5分7厘、56盗塁を記録し、ア・リーグの首位打者と新人王、MVPの栄誉も手にした。これが2004年の年間最多安打記録262本、打率3割7分2厘を含む、感銘的な10年連続200本安打の始まりだった」
ちなみに、1位と2位は、2位は2012年に三冠王に輝くなど、現在、メジャー最強打者と呼ばれるタイガースのミゲール・カブレラ内野手。
1位には、イチローと同じ2001年にデビューし、10年連続での打率3割、30本塁打、100打点に加えて3度のMVPに輝いているエンゼルスのアルバート・プホルス内野手が選出された。
※ランキングは、2001年以降の成績のみで評価しているために、主にそれ以前に大活躍していたグレッグ・マダックス、イチロー外野手も尊敬するケン・グリフィーJrらは選出を見送られている。継続性や、短期間での爆発的な活躍も同等に評価。禁止薬物使用疑惑などの過去を持つ選手も成績のみで判断されている。
記事参考:
http://full-count.jp/2015/03/07/post8471/