上原、スリーアップ、スリーダウン
レッドソックスの頼れるクローザーがホーム開幕とともにフェンウェイパークに戻ってきた。
左脚のハムストリングを故障しDL入りで開幕を迎えていたボストン・レッドソックスの上原浩治投手(40)が、現地14日のナショナルズ戦でロースターに復帰して今季初登板。1回を3者凡退に退け、今季初セーブを挙げました。
上原は自身のブログで今季初登板をふり返り
「いきなりドキドキの場面からの登板。・・・」と向こうでも話題になった顔文字を混ぜながら解説。
http://www.koji-uehara.net/2015/04/16/0752.html
一人目の打者の「初球の空振りで 少し楽になった」という。上原ほどの40代超ベテラン選手でもシーズンのスタートは、それだけ心が動くのか、という緊張感が伝わる。
全14球中、12球が“伝家の宝刀”スプリット。先頭のハーパーは全5球スプリットで空振り三振。4番R・ジマーマンの2球目のスプリットがやや甘く入り左翼ポール際への大飛球。ファウルの判定がビデオ判定になったものの変わらず「片手であそこまでいく。低くいかないと危ない」と慎重に攻めて打ち取り、最後はロビンソンを空振り三振に仕留めた。
「決していい感じではないけれど、まずは結果が出たことが嬉しいね」と初セーブを挙げた心情を吐露した。
昨年8月12日以来、40歳を迎えての初セーブ。
NHK-BSでも放送してましたが「試合になってしまえば、そこ(故障箇所)と戦っているわけにはいかない。忘れたわけではないけれど、思い切りできた。自分の中では今日が開幕。やっと合流できたかな。でも、まだ始まったばかり。これからです」と振り返っていました。
一番喜んだのは投手出身のこの人、ファレル監督でしょう。「これが上原。何度も何度も見たスリーアップ、スリーダウン(3者凡退)だよ」と手放しで喜んだ。
上原の復活もあって、レッドソックスが、開幕3カードを連続で勝ち越したのは1952年以来63年ぶりだとか。「ボストン ストロング」で一丸となってワールドチャンピオンになった2013年以来の歓喜に向けて頼もしい守護神が帰ってきた。
いつものビール、美味しかっただろうなぁ~。