MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

上原、田澤のレッドソックス 今季のアクティブロースターは?

 

メジャーリーグで上原と田澤の所属するレッドソックスは21日、ファレル監督との契約を2017年まで2年延長したと発表した。報道では、18年は球団に選択権があるという。

 

 

メジャーリーグ契約情報

 

ファレル監督は13年から指揮を執り、就任1年目でチームを6年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いた。(しかし、昨季は71勝91敗でア・リーグ東地区の最下位でした。 )

 

 

このオフFAの目玉選手だった“パンダ”ことパブロ・サンドバル(前ジャイアンツ)、長距離砲ハンリー・ラミレス(前ドジャース)両内野手を獲得したボストン・レッドソックス

 

ヒッターズパーク(打者天国)といわれているフェンウェイパーク上原・田澤両投手の援護射撃を期待したい。

 

しかし、かつてのエースで、FAとなっていた左腕ジョン・レスター投手(前アスレチックス)の獲得には失敗。昨季15勝をマークしたリック・ポーセロ投手(前タイガース)、2012年に16勝を挙げたウェード・マイリー投手をトレードで補強し、投手力のアップにはなったが、核となるエースがいないのが気になる。

 

2013年にワールドチャンピオンになった時もスターターの数字は悪く、それを上原、田澤のブルペンと打線でカバーして頂点に登りつめた。

 

あの時はボストンマラソンで悲惨な事件が起こりボストンストロングを合言葉に戦った年だ。

 

レッドソックスの契約状況
  • FA:上原浩治(39歳・RP) 2年1800万ドルで再契約
  • FA:ハンリー・ラミレス(31歳・OF) 4年8800万ドル
  • FA:パブロ・サンドバル(28歳・3B) 5年9500万ドル
  • トレード:リック・ポーセロ(26歳・SP) タイガースから
  • トレード:ウェイド・マイリー(28歳・SP) Dバックスから
  • トレード:ライアン・ハニガン(34歳・C) パドレスから
  • FA:ジャスティン・マスターソン(29歳・SP) 1年950万ドル
  • FA:クレイグ・ブレスロウ(34歳・RP) 1年200万ドルで再契約
  • トレード:ジーク・スプライル(25歳・RP) Dバックスから

そして、FAの田澤純一も1年200万ドルで再契約した。

 

1月後半にはレンジャーズとの間でトレード。レンジャーズはアンソニー・ラナウド投手、レッドソックスはロビー・ロス投手を獲得。ロスは左腕の中継だ。

 

 

2015年のレッドソックス投手陣(予想)

 

投手陣は以下が予想されます。

 

  1. リック・ポーセロ→204.2回、防御率3.43、15勝13敗、WHIP1.23
  2. ウェイド・マイリー→201.1回、防御率4.34、8勝12敗、WHIP1.40
  3. クレイ・バックホルツ→28試合170.1回、防御率5.34、8勝11敗、WHIP1.39
  4. ジョー・ケリー→17試合96.1回、防御率4.20、6勝4敗、WHIP1.35
  5. ジャスティン・マスターソン→28試合128.2回、防御率5.88、7勝9敗、WHIP1.63

 

不動のエースがいないため順番は流動的だが、おそらく、この5人プラス1人が先発ローテの候補。

 

ブルペンは上原、その前に田澤。左腕ブレスロウが確定的。ほかは、クローザーもできるムヒカ。トレードのロスが左のワンポイント要員。

 

その他では、オガンドですが、11年の13勝投手なので調子がよければ、先発またはロングリリーフ要員として期待できそう。しかし、ロスもオガンドも昨年は、スタッツを落としているので未知数。

 

 

打線のラインナップ(予想)

  1. (RF/CF) ムーキー・ベッツ(右)
  2. (2B) ダスティン・ペドロイア(右)
  3. (DH) デビッド・オルティーズ(左)
  4. (LF) ハンリー・ラミレス(右)
  5. (3B) パブロ・サンドバル(両)
  6. (1B) マイク・ナポリ(右)
  7. (SS) イグザンダー・ボガーツ(右)
  8. (CF/RF) ルスネイ・カスティーヨ(右)
  9. (C) クリスチャン・バスケス

 

オルティーズの3番は、確定的。1イニング目に彼に打順を回したい考えがファレル監督にはあるようです。ペドロイアも2番が気に入っているみたいで、2番以降のジグザグ打線を考えた場合に上のようになる。

 

サンドバルは、スイッチヒッターだが、右打席で左投手に対した場合に打率.199と極端に落ちるのでラミレスとナポリの間に入れて左打席で使うと彼の持ち味が生かせる。

 

問題は、1番バッター。ムーキー・ベッツブロック・ホルトが1番打者の候補ですが、ホルトは捕手以外は、どこでも守れるユーティリティー。ほかにカスティーヨあたりも面白そう。

 

控えの捕手は、ベテランのハニガンで決まり。これで上の9人とホルト、ハニガンで11人。

 

昨年も野手は13人だったので、残りの2枠を下の内野手、外野手で争う。厳しい競争だ。毎週、毎週、ロッカーが空いていく・・・。プロスポーツの現実だろう。