MLB メジャーリーグ物語

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今永昇太がカブスと正式契約 13日に入団会見という報道

 

カブスと合意した今永昇太の契約内容が徐々に判明してきた。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると今永はすでにメディカルチェックを終えており、カブスと正式に契約を結んだということだ。断片的に流れている契約の詳細を一部紹介したい。

 

 

MLB契約情報  

 



アメリカのスポーツ専門局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者が契約条件の詳細を伝えているが、それによるとカブスと今永は4年5300万ドルの契約を結ぶことで合意したようだ。

 

2年目と3年目のシーズン終了後に球団オプションが付いており、最初の2年間のプレーを見て、2025年オフにカブスは球団オプションを行使するかどうかを判断。

 

球団オプションが行使されれば5年8000万ドルの契約に拡がるというもの。カブスがオプションを破棄すれば今永にはFAになる権利が与えられる。

 

3年目シーズン(2026年)終了後も同様に球団オプションが行使されれば5年8000万ドルで、破棄すればFAになる権利が与えられるというものだ。

 

ナイチンゲール記者によると、この契約にトレード拒否権が盛り込まれていないという。入団記者会見は現地の金曜日、日本時間1月13日に行われる予定のようだ。

 

 

 

 

単純計算すれば年平均1325万ドルで、球団オプションの行使で年平均1600万ドルということになるが、成績次第で2年で終了や3年目で終了。または、トレードで放出されるということも考えられ、複雑なオプションが盛り込まれた選手にとってはやや不利な内容と言えそうだ。

 

ちなみに、メッツと千賀滉大の契約は5年総額7500万ドルだったが、これも今季の千賀の成績からすれば「格安」レベルだった。今永もコンスタントに1年間投げることができれば、数年後にはカブスの「エース格」として今回の契約が格安と言われるだろう。

 

なお、この契約のインセンティブ出来高)に関する詳細などがあれば続報を紹介したい。

 

ESPN」によればDeNAへの譲渡金は最低保証の4年総額5300万ドルで計算し、982万5000ドル(現行のレートで約14億2500万円)になるという。