MLB メジャーリーグ物語

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【MLB移籍情報】ウェーバー公示のジオリトら3投手がガーディアンズへ

 

ウエーバー公示されていた選手たちの移籍先が判明し、エンゼルスの6名中5名の移籍先が決まった。先発右腕ルーカス・ジオリト、救援右腕レイナルド・ロペス、救援左腕マット・ムーアの3人はガーディアンズに移籍する。

 

 

MLB移籍情報

 

 

ガーディアンズが3投手を獲得

 

ガーディアンズは64勝70敗の勝率.478。ア・リーグ中地区首位のツインズと5ゲーム差の2位で地区優勝すればプレーオフへ進出できる。


ウエーバーでは勝率の低い球団が優先的に選手を獲得できるため、今回の場合は地区2位のガーディアンズが有利で、先発投手1人と左右のリリーバーを1人ずつ獲得した。

 

 

 

 

ガーディアンズは、残り試合数だけの(日割り計算した)サラリーで、この3人の投手を手に入れることができた。

 

クリーブランドという地方都市にフランチャイズを置くスモール・バジェット(低予算)のチームにとっては渡りに船だったことだろう。

 

ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペスは元々ホワイトソックスにも在籍経験があり中地区の各スタジアムのマウンドや雰囲気にも慣れたものがある。

 

しかも短期のレンタル選手扱いでガーディアンズの負担は少なくて済む。

 

 

レンフロー外野手とベイダー外野手はレッズへ


ほかの選手は、ハンター・レンフロー外野手がレッズに決まった。レッズはヤンキースからハリソン・ベイダー外野手も獲得。外野手2人を補強し、チーム本塁打数MLB18位の長打力をテコ入れした。


救援右腕ドミニク・リオンはマリナーズへ移籍することになった。ランドール・グリチャック外野手は獲得を希望する球団が現れず、エンゼルスに残留するらしい。


また、マイク・クレビンジャー(ホワイトソックス)とカルロス・カラスコ(メッツ)の2人の先発投手も獲得を希望する球団が現れなかった。

 

エンゼルスはこの一連のウェーバー公示で5選手の放出により約570万ドルを削減。

 

データサイト「FanGraphs」の計算ではぜいたく税を回避できたことになるが、「Cot's Baseball Contracts」や「Spotrac」の計算では依然としてぜいたく税ラインを超過している。

 

MLBは明日から現地時間9月に突入し、アクティブ・ロースターの枠が26→28人に拡大される。この恒例のセプテンバーコールアップだが、これも数年前までは25が40人まで可能でベンチが溢れかえっていた。

 

プロスペクトたちや若手には来季に向けてチャレンジの秋がやってくる。