MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ゲリット・コール争奪戦は年平均3500万ドルが攻防ラインか!?

 

 最優秀防御率最多奪三振の二冠に輝いた今オフ注目のスターター、ゲリット・コールの争奪戦がいよいよ本格的に始まりそうだ。

 

 複数の情報によると年俸で年平均3500万ドルラインが争奪戦の攻防ラインになりそうだ。これまでのフリーエージェント(FA)投手の最高額はデービッド・プライス(レッドソックス)の総額2億1700万ドル。年平均ではザック・グリンキー(アストロズ)がドジャースから同地区のダイヤモンドバックスに移籍した時の約3440万ドル。

 

 この金額を上回る7年2億4500万ドル(年平均3500万ドル)以上から8年2億8000万ドル(同じく年平均3500万ドル)あたりが契約ラインになりそうだ。

 

 

 ESPNのジェフ・パッサンによると、ウィンターミーティングを前にコールに対して具体的なオファーが提示されるということだったが、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところでは、まだコールのもとには正式なオファーは届いていないという。

 

 ただ、オーナーから大型契約のオーケーサインが出ているヤンキース、西海岸の雄で資金力のあるドジャース、コールが地元のカリフォルニア州オレンジカウンティ出身ということでエンゼルスの3チームに絞られたことは確実で、なかでも最有力はヤンキースだ。過去には08年のMLBドラフト1巡目(全体28位)でヤンキースがコールを指名している。

 

 当初は、地元のエンゼルスが獲得してほしいという希望的な観測を個人的にはしていた。

 

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは17年12月にもジャンカルロ・スタントンのトレードで、西海岸のジャイアンツが移籍先として有力だったものを最後は覆して1対3の大型トレードを成立させており、今回はトレードではなくFA契約だが、最終的にはヤンキースが大本命で、ピンストライプのユニフォームに袖を通しそうな予感がする。

 

 

 下の一覧は19年オフFA市場の50名ちかいFA先発投手の中で、今季実績を残した投手を中心に注目選手をピックアップした。

 

《先発投手》

※は、オプトアウト可能な選手、PはプレイヤーオプションCはクラブオプション、()内の数字は年齢と19年サラリー。

 

ティーブン・ストラスバーグ(31)2500万ドル※P

ジェイク・アリエッタ(34)2000万ドル※P

コール・ハメルズ(36)2000万ドル

ダラス・カイケル(32)2121万ドル

リック・ポーセロ(31)2112万5000ドル

リュ・ヒョンジン(33)1790万ドル

ゲリット・コール(29)1350万ドル

マディソン・バムガーナー(30)1200万ドル

ターナー・ロアーク(33)1000万ドル

アダム・ウェインライト(38)1000万ドル

アレックス・ウッド(29)965万ドル

ジェイク・オドリッジ(30)950万ドル

イワン・ノバ(33)916万6668ドル

カイル・ギブソン(31)812万5000ドル

マイケル・ピネダ(31)800万ドル

ザック・ウィーラー(29)597万5000ドル

ウェイド・マイリー(33)450万ドル

ジョーダン・ライルズ(29)205万ドル

ブレット・アンダーソン(32)150万ドル

ホーマー・ベイリー(33)55万5000ドル

 

ホゼ・キンターナ(31)1050万ドル※C

マーティン・ペレス(29)750万ドル※C