MLB公式サイトなどが報じていたカブスの監督人事は同球団の特別アシスタントを務めていたデービッド・ロス氏で決着したようだ。カブスの公式ツイッターで正式に報じている。
球団人事
契約は22年シーズン終了までの3年間で、23年はクラブオプション。カブスとしては歴代55代目の監督になる。
現役時代は捕手で、現役生活の終盤は現カブスの左腕ジョン・レスター投手の専属捕手という起用が多かったロス氏。
レッドソックスが「BOSTON STRONG」を掲げてボストン市民を勇気づけた2013年に、当時、不動のクローザーだった上原浩治氏のボールを受けた選手でもあり、レッドソックスを世界一に導いた「13年のレッドソックス」の一員だった。
The #Cubs today named David Ross the 55th manager in franchise history, agreeing to terms on a three-year contract through the 2022 season with a club option for 2023. pic.twitter.com/gbIrUm5m2C
— Chicago Cubs (@Cubs) October 24, 2019
現役最後の2年間をカブスで過ごし、チームリーダー的な存在感を放っていた42歳のロス氏だが、現役引退後は、カブスのベンチコーチのブランドン・ハイドがオリオールズの監督に就任した際に、ベンチコーチ候補の1人となっていたが、テオ・エプスタイン球団社長の下で特別アシスタントを務め、ESPNのアナリストなどをしていた。
監督としてはこれが初めての指揮になるので、経験不足が心配だが、現在のカブスには当時のチームメイトも多く残っており、彼らとも良好な関係を築いていたため、選手側からもロスの監督就任を期待する声が上がっていたということだ。
ジョー・マドンが去ったカブスをどんな感じにまとめるかが注目だ。