MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

今オフにFAになるポジション別選手リスト《三塁手編》

 

2019年~20年シーズンオフのフリーエージェント(FA)市場は、水面下で始まっている。

 

 

MLB移籍情報

 

 

そんなFA市場の選手たちだが、昨日紹介した「先発投手」に続いて今回は花形ポジションの「三塁手」をピックアップして紹介する。

 

PはプレイヤーオプションCはクラブオプション

 

三塁手

 

( )内は年齢/WAR/19年所属球団/19年サラリー

 

アンソニー・レンドン(30歳/7.0)WSH 1800万ドル【QO】

ジョシュ・ドナルドソン(34歳/4.9)ATL 2300万ドル【QO】

マイク・ムスターカス(31歳/2.8)

アズドゥルバル・カブレラ(34歳/1.9)

トッド・フレイジャー(34歳/1.9)NYM 900万ドル

パブロ・サンドバル(33歳/1.0)

ショーン・ロドリゲス(35歳/0.4)

ケイレブ・カワート(28歳/-0.2)

ライアン・フラハティ(33歳/-0.2) CLE 100万ドル

ジェッド・ジョーコ(31歳/-0.7)

姜正浩(カン・ジョンホ:33歳/-0.9)

 

 

この中で早くも名前が浮上しているのが、ナショナルズのアンソニー・レンドン。11年6月のMLBドラフトでは、1巡目(全体6位)でナッツから指名を受けた生え抜きで、メジャー7年目の今季は、キャリアハイのシーズンを過ごし、打率.319、34本塁打、126打点、OPS 1.010の好成績をマーク。fWAR 7.0という高い評価を得ている。

 

 

3年連続で打率3割以上、90打点以上、OPS.900以上をマークしており、ハーパーが抜けた打撃陣の中核的存在。打点王のタイトルも獲得し、球界を代表するスラッガーに成長している。

 

 

18年から19年の2年間の数字では「三塁手部門」でアストロズのアレックス・ブレグマンに次ぐfWAR 13.2。アスレチックスのマット・チャップマンやロッキーズのノーラン・アレナドよりも上回っている。

 

 

ナショナルズは今オフに9人がFAになるが、ワシントン・ポストのバリー・スバルーガ氏によると、ナッツから9月上旬にレンドンに対して総額2億1000万~2億1500万ドルほどの7年契約をオファーしたという。

 

 

ブレーブスのドナルドソンは、打率.259、37本塁打、94打点、OPS.900、rWAR6.1、fWAR4.9とカムバック賞を獲得してもおかしくないような数字だが、チームにはプロスペクトのオースティン・ライリー三塁手が台頭しつつあり、再契約しても大幅ダウンの1年1500~1700万ドルあたりの契約になりそうで、長くても2年契約ぐらいが落としどころだろう。