史上初の2地区による「地区優勝決定戦」が行われたナ・リーグ(NL)。その第1試合は中部地区のカブスとブリュワーズで争われ、ブリュワーズがクリスチャン・イエリッチの3安打、1打点の活躍などで制し、2011年以来の地区優勝を飾った。
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— Milwaukee Brewers (@Brewers) 2018年10月1日
カブスの本拠地リグレーフィールド行われた試合は、3回にイエリッチのセンター前タイムリーでブリュワーズが先制。
5回にカブスが4番アンソニー・リゾの25号ソロで追いついたが、8回に無死二、三塁のチャンスにブリュワーズのロレンゾ・ケインがセンタ―前にライナーのタイムリーを放って試合を決めた。
投げては、先発のジョーリス・チャシーンが6回途中まで1安打に抑え、ブリュワーズが5人の継投でカブス打線を3安打1失点に抑えた。
この結果、ナ・リーグの最高勝率はブリュワーズ。勝率2位がカブスとなった為、カブスは敗れたが、地元に戻ってホーム・フィールド・アドバンテージを得た上で1試合のみのワイルドカード・ゲームに臨むことになる。
3冠王の可能性があったクリスチャン・イエリッチだが、4打数3安打1打点と猛打賞の活躍をして、確定していた首位打者のタイトルは手中にしたが、打点では110打点で、この時点でトップのハビアー・バイエズに1打点足りなかった。
また、本塁打数でもロッキーズのノーラン・アレナドの37本に1本足らない36本だった。日系3世のイエリッチは、この秋の日米野球でもMLB代表の一員として来日を予定している。