MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2017 夏のトレード期限前の注目投手たちPART1

MLBドラフトが終了し、夏のトレード期限前の動きは7月上旬に始まり、本格的にはオールスターブレイク以降、そして期限直前の1週間が非常に活発になるという例年のパターンだが、注目の先発投手たちをピックアップしていきたい。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

ソニー・グレイ(アスレチックス)

 

5月1日にDLから復帰した後は徐々に調子を上げている。奪三振率はキャリアハイのペースで、ここ6試合の先発で5試合がクオリティ・スタート。

 

27歳で年俸も357万5000ドルと安く、2019年までコントロールできるのは魅力もだが、10月にヘルシーな状態でいるかは疑問。昨年も8月に右前腕部の負傷により離脱している。

 

②ジェイソン・バルガス(ロイヤルズ)

 

34歳のバルガスはシーズン終了後にFAとなり、トレード期限前の獲得で負担する年俸は300万ドル程度とリーズナブル。現在の防御率2.22からは落ちていくと予想され、トミー・ジョン手術後の初めてのフルシーズンということが懸念材料。

 

ジャイアンツのジョニー・クエト、ジェフ・サマージャ

 

今季終了後に35歳までの4年8400万ドルの契約を放棄してFAを選択するかどうかオプションがあるジョニー・クエト。防御率4.26で低迷。トレード期限前に獲得するチームはこのようなリスクがある投手にプロスペクトを放出したくはない。

 

それに比べ3年5400万ドルの契約が残り、直近9試合で防御率3.08、K/BBが100/12のジェフ・サマージャの方がジャイアンツが手にできる見返りが大きいだろう。ただ、21球団へのトレード拒否権を有している。

 

ジャスティン・バーランダー(タイガーズ)

 

奪三振は魅力だが、防御率は4.47で、与四球率(9イニングあたりの与四球数)はキャリアワーストのペース。

 

高額の年俸2800万ドルの契約が2019年まで残っているのがネックで、タイガースが大部分を負担すればトレードが成立する事も考えられるが、現時点ではワイルドカードへの望みもあり可能性は低い。

 

 

これまで噂のあった先発投手は、調子が上がらず、多くのプロスペクトを差し出してまで欲しくなるような投手は、少ないというのが今夏の現状。

 

先発投手に関しては大型トレードはないかもしれないが、まだまだこれからなので、注目していきたい。

 

 

※この記事は再ポストでデータは最新ではありません。