すでに報道されているように現地1日、トレード期限最終日には、1995年以来最多となる18のトレードが成立。総勢49名の選手が移動した。
その中で目立つ補強をしたのは、ダルビッシュ有が所属するテキサス・レンジャーズだった。
ミルウォーキー・ブルワーズとの間でジョナサン・ルクロイ捕手(30)を、ヤンキースとのトレードではカルロス・ベルトラン外野手(39)を獲得した。
一度はクリーブランド・インディアンスとのトレードが成立しかけたルクロイだったが、本人が拒否権を発動。このトレードは白紙に戻った。「契約で正捕手として確約されていなかった」というのが、その理由らしい。
2010年のデビューからブルワーズ一筋でプレーしていた同選手は、チームの4番を打つことが多く、今季ここまで95試合に出場し、打率.299、13本塁打、50打点の成績で、自身2度目となるオールスターに選出されている。
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— Texas Rangers (@Rangers) 2016年8月2日
レンジャーズは、さらにブルワーズとの間で、今季27セーブを挙げているクローザーの右腕ジェレミー・ジェフレス(28)も獲得。
レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは、「ジョナサン・ルクロイのような選手が獲得できる好機を見逃すことはなかなかできない」と話したという。
当初の目的だった先発投手の獲得はできなかったが、これだけの成果があって、なおかつスター候補のジュリクソン・プロファー二塁手や、ジョーイ・ギャロ三塁手といったプロスペクトを温存できたことも大きいといえるだろう。