ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が、アリゾナ州グレンデールでドジャースでのキャンプをスタートし、キャンプ2日目の21日は初めてブルペンに入って投球練習を行った。
MLB2016
ロバーツ監督やハニカット投手コーチが見守るなか、途中からセットポジションに変えて39球を投げ、スライダーなど持っている変化球をすべて試した。
前田は、ボールとマウンドが日本のプロ野球とは変わり、ボールがどういう変化をするのかをすべての球種で確かめた。
「日本より大きく変化しやすいと思った。ワンバウンドしたボールもあったが、そのあとにしっかり修正できたし、いい状態で投げられた。やりたかったことは100%できた」と初めてのブルペンを振った。
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— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2016, 2月 21
また、昨シーズン、115試合に出場したグランダル選手にボールを受けてもらったことについては、「ブルペンで自分が投げるボールのスピードや変化それに球種を知ってもらいたい。どういう構え方がいいか聞かれたので、思いは伝えた」とコメント。
ドジャースで10年間にわたってピッチャーを見てきたハニカット投手コーチは、前田投手の投球について、「とてもよかった。開幕までにキャッチャーやチームとの理解を深めたり、ボールに適応してもらう必要はあるが、前田投手が多くの成功を収めてきたいいピッチャーということは知っているし、このまま継続すれば、アメリカでも成功できるだろう」と貴重な右腕として期待を寄せる。
また、自主トレーニングを含めると3回、バッテリーを組んだグランダル選手は「前回より少し力を込めていたが、コントロールがよく、ボールもよく動いていた。特にカーブは初球に使ってストライクを先行させられる効果的なボールだと思う。これだけの高いレベルで、すべての球種をコントロールよく投げられるピッチャーは思い浮かばない。前田投手は大リーグではルーキーかもしれないが、すでに長い間プレーし、自分のやるべきことが分かっているベテランで、何も変える必要はない」と絶賛していたという。
記事参考
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160222/k10010417631000.html