ニューヨーク・メッツの先発右腕ジェイコブ デグロム投手が、チームとの長期の契約延長に前向きな姿勢を示していることがわかった。メッツの地元紙『ニューヨーク ポスト』(電子版)が現地11日に報じている。
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投手のプロスペクト達の台頭がチームをけん引しているメッツ。デグロムのほかに、3月に27歳になるマット ハービー投手やノア シンダーガード投手など、メジャー屈指の若手先発ローテーションを誇る。
当然のことだが、チームは今後、彼らの引き留めに動くと予想されている。ただ、ハービーに関しては退団になる可能性も考えられるとのことだ。
その一方で、デグロムは自身の代理人らと相談しなければならないと話しながらも、メッツとの長期契約に向けた交渉には喜んで応じる構えだという。
まだこの段階で、具体的な動きはないようだが、同投手は、早ければ2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる資格を得るが、条件を満たせば今季終了後にも年俸調停の権利を取得できる。
現在27歳の右腕は、2014年5月15日のヤンキースとのサブウェイシリーズでデビュー。7回1失点の好投で先発ローテーションをつかんだ。
14年は、メジャーデビュー前にマイナーでも38.1イニングを投げていたため、MLBでの140イニングと合わせてチームが制限をかけて登板させなかった9勝で終わったが、先発22試合(QS17試合)、9勝6敗、防御率2.69、WHIP 1.13をマークし、見事ナ・リーグの新人王に選出された。
昨季は30試合に先発登板してQS23試合。14勝8敗、防御率2.54、WHIP 0.98の好成績を残した。2シーズンで1試合平均9.48という三振奪取率が特徴的で、切れの良い4シームが魅力のひとつでもある。
あのオールスターで魅せたわずか10球で三者三振を奪ったシーンは圧巻だった。
◆記事参考
http://nypost.com/2016/02/11/jacob-degrom-to-mets-im-willing-to-do-long-term-deal/