藤川球児 故障者リストで開幕へ
今季完全復活をめざすレンジャーズの藤川球児が、右脚付け根の張りのため、6日のシーズン開幕を故障者リストで迎えることがわかりました。3日、ダニエルズ・ゼネラルマネジャー(GM)が明らかにしています。
同GMは本拠地での会見で「足の付け根のケガは少し時間がかかる。彼は開幕をDLで迎えるだろう」と話した。
藤川は、メジャー3年目の今季、レンジャーズに移籍。開幕ベンチ入りを目指して3月23日からの6日間で4試合に登板するなど、連投テストもクリアした。しかし、この頃から患部に張りを感じていたという。
同31日のカブス戦では8回2死から救援登板し、2イニング目に入った9回に連打されて1死も奪えずに5失点で降板。その後、不調を訴えていた。
藤川は「ベースカバーにもいけない状況だった。無理をしてもチームのためにもならない。そんなに時間がかかりそうにないが、できるだけ早く治す」とコメントしている。オープン戦は7試合に投げ、防御率6・43。
復帰は早くても中旬以降、チーム状況にもよるが、場合によっては下旬までずれ込むことが予想される。
レッドソックス・上原も左太腿を痛め、開幕は故障者リスト。カブス・和田も濃厚。右肘手術で今季絶望のレンジャーズ・ダルビッシュ、マイナー契約のブルージェイズ・川崎と合わせ、日本選手10人中5人が開幕戦のアクティブロースター(25人枠)から外れることになる。
今季の日本人選手は、例年に比べ寂しいスタートになりました。