田中初黒星 35連勝ならず 岩隈は8回2失点で3勝目
この日は、ヤンキースの田中将大とマリナーズの岩隈久志が、それぞれアウェイで先発しました。
田中が先発したリグレーフィールドは、1914年に開場。今年で100年になるメジャーで2番目に古いボールパーク。「Windy city」とも言われている風の強いシカゴ。しかも夏になれば打者有利の風が吹くリグレーフィールド。
さらにこの日は、3回から大粒の雨が降り出し、マウンドで足元を気にする田中に審判が駆け寄りマウンドをキーパーが整地するシーンもあった。
6連勝の田中でしたが、ここまでメジャー30球団で最低勝率のカブス相手にメジャー初黒星を喫し、6回を投げ88球、メジャー最多タイの8安打を許し、7奪三振1四球でメジャーワーストの4失点(自責点3)で降板した。
2012年8月19日の西武戦で公式戦最後の黒星を喫してから、以降は、この試合前まで日米42先発で34勝無敗。ホームのニューヨークで浸透していた「不敗神話」は崩れてしまった。リグレーの雨と風が神話を崩したのかもしれない。
マリナーズの岩隈は、2回にレンジャースのベルトレイから先制弾を許したが、その回に味方打線が逆転。
それ以降は4回に1失点したが、5回以降の4イニングは、危なげないマウンドで、8回を投げきり6安打2失点、1四球3三振で負けなしの3勝目を挙げました。防御率は1.76。チームは6-2で勝った。
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