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【球団人事】アストロズの新GMにブレーブスのブラウン・スカウト副部長が就任

 

2022年度のMLB王者アストロズが空席だったゼネラルマネージャー(GM)のポストにデイナ・ブラウン氏が就任することを発表した。

 

MLB球団人事

 

 

GMに就任したブラウン氏は過去にメッツやマリナーズGM候補として名前が挙がったことがある人物。

 

1994年にパイレーツでスカウトとしてのキャリアを開始し、2002年から2009年はエクスポズナショナルズでスカウト本部長、2010年から2018年はブルージェイズGM特別補佐を務めた経歴がある。

 

ブレーブスではドラフトのスカウト副部長としてマイケル・ハリス2世、スペンサー・ストライダー、ボーン・グリッソムらを発掘した実績がある。

 

東部地区5連覇中の常勝軍団ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMとはカナダのエクスポズ時代から縁があり、ブルージェイズでもアンソポロスGMとともに仕事をしてきた。

 

その忠誠心がアストロズのジム・クレイン社長の目に留まったようだとMLB公式サイトは伝えている。

 

 

 

 

たしかに前任のGMだったジェームス・クリック氏が新たに提示された1年契約のオファーに満足せずにチームを去った。その経緯を考えると、ジム・クレイン社長からすれば、そういう部分(組織に対する忠誠心)があることは大切な要素かもしれない。

 

ブラウンは球団史上2人目の黒人GM。監督とGMがともに黒人となるのはメジャー史上2度目のことで、日本では人種に対する偏見がアメリカほどないので、2人目というのは不思議だったが、個人的には嬉しいニュースのような気がする。

 

昨年の覇者アストロズ。新GMには106勝の球団を引き継ぐプレッシャーもあるだろうが、結果は数年後にでる。西部地区で王朝を築くことができるか、その手腕に注目したい。