MLBネットワークが毎年恒例の企画、現役選手のランキングを発表している。
野球はルールが複雑で、チームプレーや様々な局面での戦術が勝敗を大きく左右し、個々の選手のランキングにどれほどの意味があるのか?という疑問が残るが、プロスポーツ選手である以上、格付けされるのは仕方のないことかもしれない。
ここに紹介する選手は、そのパフォーマンスで一気に試合を決定づけたり、その好投でインパクトを与えることのできる選手であることは間違いない。
ただ、20位と30位の差にどれほどの説得力があるかは、やはり疑問が残る。ということでトップ20までを確認したい。
スプリングトレーニングは中盤だが、選手を見る際の参考にしていただきたい。
ランキング1位~20位
1位は今年もマイク・トラウト(エンゼルス)。ムーキー・ベッツが2位。トラウトが1位でベッツが2位というのは2回目。日本人選手は30位にダルビッシュ有(パドレス)、79位に前田健太(ツインズ)がランクインしている。
.@MikeTrout is #⃣1⃣ AGAIN 🔥#Top100RightNow | @Topps pic.twitter.com/OdhEo8HuFa
— MLB Network (@MLBNetwork) February 19, 2021
やはり、こういうランキングでは打高投低になりがちだ。野球は投手力なのにね。トップ10にはメッツのジェイコブ・デグロームだけ。
2位 ムーキー・ベッツ(ドジャース/4位)
3位 ジェイコブ・デグローム(メッツ/8位)
4位 フレディ・フリーマン(ブレーブス/15位)
5位 フアン・ソト(ナショナルズ/11位)
6位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス/32位)
7位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/12位)
9位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ/2位)
10位 コディ・ベリンジャー(ドジャース/3位)
11位 ゲリット・コール(ヤンキース/7位)
12位 シェーン・ビーバー(インディアンス/58位)
13位 ノーラン・アレナード(カージナルス/9位)
14位 DJ・レメイヒュー(ヤンキース/37位)
15位 フランシスコ・リンドーア(メッツ/10位)
16位 トレバー・ストーリー(ロッキーズ/21位)
17位 アレックス・ブレグマン(アストロズ/5位)
18位 マニー・マチャド(パドレス/59位)
19位 ホゼ・ラミレス(インディアンス/50位)
20位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ/18位)
20位以外では、アーロン・ジャッジが21位。彼は好きな選手で、通算のOPSは.948と高いが穴も多く、キャリア5年で打率3割以上のシーズンは1度もない。本塁打を52本打った2017年も208三振している。
28位にマックス・シャーザー、29位トレバー・バウアー、30位ダルビッシュ有と、エリートクラスの先発投手たちでも17位のアレックス・ブレグマン内野手(20年打率.242、OPS.801)より低い。
だから20位までを紹介した。何度も言うが、50位と80位の差はそんなに無い。格付け評価なんてそんなものだ。メディアによる単なるシーズン前の話題作りに過ぎない。
それでもランキングが気になる人はMLB公式サイトを見れば21位から100位を見ることができる。
#WorldSeries Champion @MookieBetts is the #2 player on the #Top100RightNow! @Topps pic.twitter.com/dq5TmjUI5d
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#⃣6⃣ @tatis_jr
#⃣5⃣ @JuanSoto25_
#⃣4⃣ @FreddieFreeman5
#⃣3⃣ Jacob deGrom #Top100RightNow | @Topps pic.twitter.com/bq6CUK29dm
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