MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ドジャース前田健太はプレイオフでベンチ入りできるのか!?

 

最悪だった11連敗の後、4連勝を含む2カード連続の勝ち越しで勢いが戻ってきたドジャース。日本時間18日の時点で優勝マジックも4に減らしたが、気になるのは前田健太ポストシーズンでのロースターだ。

 

 

MLB2017

 

 

前田はベンチ入りできるのか?

 

8月24日の記事でも紹介したが→リッチ・ヒル好投も劇的幕切れ!これで前田健太のPOベンチ入りは微妙な立場に

 

短期決戦のプレイオフでは過去にもレンジャーズ時代の上原浩治レッドソックス時代の田澤純一がメンバーから外された。

 

 

ドジャース

 

 

短期決戦での先発は5回戦制のディビジョン(地区)シリーズで3枚。チャンピオンシップ(リーグ優勝決定戦)やワールドシリーズは7回戦制になるので4枚。

 

絶対的エースの左腕カーショーが1番手を務め、次は右腕ダルビッシュ有。3枚目は、後半戦絶好調のリッチ・ヒル

 

ヒルは、8月23日(日本時間24日)のゲームでは、10回に力尽きたが、9回までノーヒット・ノーランの快投を演じた。

 

本来なら、26歳の若手左腕アレックス・ウッド(15勝3敗、防御率2.69)の方がリッチ・ヒル(10勝8敗、防御率3.60)よりもスタッツで上回るが、ウッドはあの11連敗中に4失点と5失点の登板が続き、首脳陣の信頼を落とした。

 

もっと酷いのは前田健太だ。今季12勝6敗、防御率4.21と普通のチームなら悪くはない。ただ、8月31日(同9月1日)の先発では3回7失点。前回は3時間以上待たされて可哀想だったが3回を4失点(自責点2)で早々とマウンドを降りた。

 

直近の先発5試合は1試合ごとに良い日と悪い日が続き、これでは短期決戦に使いにくい。現時点では5番手か6番手の評価だ。

 

ただ、強みはある。今季の前田は6月にブルペンに回された。6月9日(同10日)のレッズ戦ではリリーフで4回を1失点。6月23日(同24日)のロッキーズ戦は1回を無失点に抑えた。

 

その時の経験を首脳陣は覚えているはずで、ロングリリーバーとしてのベンチ入りは十分期待できそうだ。カーショー、ダルビッシュヒルに続く4番手争いで、前田健太、柳賢振、ウッドの3投手のうち、ウッドと前田を残して先発が不調だった場合に早めに前田やウッドを起用することも可能になる。

 

という事で3プラス前田、ウッド。もしくはFOXスポーツ記者ケン・ローゼンタールが書いていたように柳を4番手にして、前田とウッドをロングリリーバーとして使う案が現実味を帯びてきた。

 

 

ドジャース、プレイオフ先発陣予想

 

1.カーショー

2.ダルビッシュ

3.ヒル

4.ウッド→ロングリリーフまたは先発4番手

5.前田→ロングリリーフ

6.柳→前田、ウッドがリリーフで先発4なんての可能性もある

 

 

前田の次の登板は21日(同22日)のフィリーズ戦が予定されているが、4回でも5回でも無失点に抑えポストシーズンに向けてアピールしたいところだ。