現地14日、全米野球記者協会(BBWAA)30人の投票によって決まる両リーグの新人王が発表された。
ナ・リーグでは、ロサンゼルス・ドジャースのコリー・シーガー遊撃手が満場一致で受賞。言わずと知れたシーガー兄弟の三男坊。今季、打率.308、26本塁打、72打点をマーク。
ドジャースから新人王に選ばれたのは、1996年のトッド・ホランズワース以来17人目。マーク・ピアザ、ラウル・モンデシーに次ぐ史上3人目となる満場一致での新人王獲得だった。
前田健太投手は最終候補にノミネートされたが選ばれなかった。
満場一致!新人らしからぬ素晴らしい成績を残したコリー・シーガーが、チームの偉大な先輩マーク・ピアザ、ラウル・モンデシーに次ぐ史上3人目となる満場一致での新人王を獲得した! #ナリーグ #新人王 pic.twitter.com/Zcv1SDuesD
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年11月15日
ア・リーグでは、デトロイト・タイガースのマイケル・フルマー投手が選出された。フルマーは今季11勝7敗、防御率3.06。
ルーキーとしてはシーズン後半に話題を集めたニューヨーク・ヤンキースのゲーリー・サンチェス捕手との争いになると見られていたが、1年を通してのコンスタントな活躍が評価され30票ある1位票のうち26票を集めて、堂々の新人王に輝いた。
マイケル・フルマー、ア・リーグ新人王受賞おめでとう!ちにみにフルマーは2006年のジャスティン・バーランダー以来となるチーム史上5人目の新人王を獲得した選手となった! #アリーグ #新人王 pic.twitter.com/6eBPUnw8f3
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年11月15日
ちにみにフルマーはタイガースの選手としては2006年のジャスティン・バーランダー以来となるチーム史上5人目の新人王だった。
9月24日にも紹介したが、23歳の右腕は、2011年のMLBドラフト1巡目追補(全体44位)でニューヨーク・メッツから指名されプロ入り。 昨年7月31日にヨエニス・セスペデスとのトレードで、ルイス・セッサと共にデトロイト・タイガースへ移籍した。
プロスペクトランキングでも常に上位で、メジャーデビューとなった4月29日のミネソタ・ツインズ戦では、5回2失点で初登板初勝利を飾った。
That's 🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥 strikeouts through 7⃣ innings for @MFulmer12! pic.twitter.com/DDJnGlD188
— Detroit Tigers (@tigers) 2016年9月24日
デビューから8試合目の登板となった6月6日に防御率を2点台に乗せ、その後、3点台になった時もあったが、25試合目の先発で今季の投球回数が155回2/3となって規定投球回数に到達。田中将大を抜いてリーグトップに躍り出て話題になった。