イチロー伝説
前日は好機で“代打の代打”を送られベンチに退いたイチロー
指揮官に存在感を見せつけた同点タイムリー
マーリンズのイチロー外野手が現地17日、ホームでのブレーブス戦で貴重な同点打を含む2打数2安打、1四球、1打点、1得点、1盗塁と活躍している。
イチローは0-5とリードを広げられた6回の守備から途中出場。センターの守備に。
その裏に無死一塁から相手先発チャシーンの速球をセンターに弾き返し、チャンスを広げると、ゴードンの打席ですかさず二盗。今季初盗塁でメジャー通算499盗塁とした。
1点差と迫った9回に再びイチローが魅せる。2死二塁の場面で打席に立つと、レフト前に同点タイムリーをマーク。マーリンズは土壇場で追いついた。(試合は、延長10回に勝ち越されて5-6と競り負けた)
イチローは、今季初のマルチ安打でキャリア通算2,939安打目とし、メジャー史上38人目の500盗塁にも王手をかけた。
球団公式サイトは過去、2900安打と500盗塁を同時に達成したのは、
の7選手のみというデータを紹介。イチローは史上8人目の偉業にあと1盗塁と迫っている。
ここでも何度か紹介したが、その上の3,000本安打&500盗塁は、過去6選手しかいない。
さらにMLB+NPB通算700盗塁まで、あと2。これは、日米で12人しかいない。
今季のイチローは、ここまで9打数4安打、打率.444。少ないチャンスの中でも結果を残している。
昨年もマーリンズの外野陣は、イエリッチ、オズーナ、スタントンとレギュラー陣が相次いで故障し、結局、イチローがチームで最多出場だった。イチローのハードルは、打席数。これから出場機会が増えることに期待したい。