世紀のTWO-WAY PLAYER(TWP=二刀流)が、マウンドに戻ってくる!電撃ニュースが球団SNSで流れた。NHKも通常のBS中継から地上波に切り替えて放送するようだ。
大谷翔平NEWS
大谷が最後にマウンドに上がったのは2023年8月23日、レッズとのダブルヘッダーGAME1だった。それから663日ぶりのTWP復帰となる。
「NHKベースボールの公式X」は、ドジャース大谷翔平投手の投手復帰にあたり、午前11時からBS中継を予定していたが、変更して地上波で中継すると発表した。
すでに予告先発が発表され、ドジャースは大谷翔平。パドレスはディラン・シース。
オープナー制を利用して実戦で強化へ
大谷は1イニング程度になると予想され、オープナーとしての先発になる。4回目のライブBPを行うものと予想していたが、ライブBPを重ねるよりも実戦で強化を図るパターンに変更したものとみられる。
個人的にはオールスター後の7月後半から8月にかけての復帰を予想していたが、1カ月ほど前倒しでTWP復帰を決めたようだ。
TOMORROW. pic.twitter.com/MlJmywuXxb
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) June 16, 2025
MLB公式サイトによるとライブBPから夜のナイターまでの体力リカバリー時間を確保するためだという。
夜のナイターの場合、昼間のライブBPは4~5時間前に行う。ウォーミングアップなどは、その1~2時間前だから、昼前には球場入り。その分、体力回復時間が減ることは誰でも想像できるだろう。
夜のシフトに就いたことのある方なら経験あると思うが、夜中に仕事が終わってそんなに簡単に眠りに就くことはできない。明け方に眠くなるのが普通だ。そうなれば昼までの睡眠時間は限られる。
スタジアムまでの移動時間、起床や食事の時間はDH出場だけの準備よりも早くから行動しなければいけない。大谷が体力を回復するリカバリーの時間が削られる、というわけだ。
最初の5~6試合は球数制限があるのがメジャーリーグの先発投手だから、オープナーの日を狙って実戦で強化を図ることに切り替えたということだ。
もちろん負傷者が多いドジャースの投手事情も多少はあるだろうが、それよりもオープナーの日に実戦登板して慣らしていく方が一石二鳥だろう。
あまりに結果が酷ければ元に戻せば良いだけだからチームのリスクは小さい。
投手で投げてその後に打席に立つTWPへの実戦練習は、タイトなメジャーリーグのスケジュールではシーズン中は実現が難しい。大谷が打席に立たなければドジャースの攻撃力は半減する。
上手くいってくれることを祈りたい。日本中が期待しているだろう。
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