MLB メジャーリーグ物語

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カブス、悲願のブレグマン獲得で内野を再編! ブレグマン・鈴木で形成する打線は脅威

カブスが、今オフ最大の目玉の一人であるアレックス・ブレグマン内野手(31)と5年総額1億7500万ドル(約262億5000万円)で契約合意に至った。2026年1月10日(日本時間11日)、米メディアが一斉に報じた。

 

 

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昨オフ、アストロズからレッドソックスへ移籍したブレグマンは、わずか1年でオプトアウト(契約破棄)を選択。再びFA市場に打って出て、悲願の大型長期契約を勝ち取った形だ。

 

 

 

 

今回の合意にはオプトアウト条項はなく、全球団へのトレード拒否権が含まれているという。カブスにとっては、鈴木誠也今永昇太と共にワールドシリーズ制覇を目指すための、ラストピース的な補強と言えるだろう。

 

 

攻守に厚みをもたらす「常勝のDNA」

 

ブレグマンの加入がカブスにもたらす最大の恩恵は、その圧倒的な「勝負強さ」と「リーダーシップ」だ。アストロズ時代には2度のワールドシリーズ制覇を経験し、ポストシーズン出場は通算99試合を数える。

 

昨季のレッドソックスでは故障の影響で114試合の出場に留まったが、打率.273、18本塁打OPS.821を記録。さらに3度目のオールスター選出を果たすなど、実力に衰えがないことを証明した。カブスは昨オフもブレグマン獲得に動いていたが、1年越しのラブコールが実を結んだことになる。

 

三塁の守備においても、メジャー屈指の安定感を誇る。これにより、昨季の課題であった内野守備のアップグレードが即座に完了する。

 

 

2026年カブスの新ラインナップ:鈴木誠也との相乗効果

 

ブレグマンの加入により、カブスの打線はリーグ屈指の厚みを備えることになる。想定される2026年の布陣は以下の通りだ。

 

ブレグマンが3番に座ることで、4番を打つ鈴木誠也へのマークが分散される効果は計り知れない。ブレグマンの出塁率(通算.365)の高さを考えれば、鈴木の前に走者が溜まる場面は激増するはずだ。

 

また、カブスは今週、マイアミ・マーリンズから右腕エドワード・カブレラをトレードで獲得しており、投打両面で積極的な補強を続けている。

 

2026年 シカゴ・カブス 想定布陣(開幕オーダー予想)

 

打順 守備位置 選手名 2025年成績・備考
1 マイケル・ブッシュ 2025年に34本塁打のチーム最多本塁打OPS.866
2 アレックス・ブレグマン 【新加入】 5年260億円超で合意した目玉補強。
3 イアン・ハップ 選球眼と長打力を兼ね備えるスイッチヒッター
4 鈴木 誠也 チームの主砲。ブレグマン加入でマークが分散。
5 ニコ・ホーナー 高いコンタクト能力を誇るリードオフマン
6 カーソン・ケリー 攻守に安定感のあるベテラン捕手。
7 ピート・クロウ=アームストロング 守備の要。2025年は「30-30」に迫る勢いを見せた。
8 ダンスビー・スワンソン 下位打線の恐怖となるゴールドグラブ賞遊撃手。
9 モイゼス・バレステロス 若手の有望株。指名打者は流動的

 

 

 

若手の台頭とポジション争いの激化

 

一方で、この大型補強は既存の選手たちに大きな影響を及ぼす。特に、昨季サードのレギュラーとして期待された新星マット・ショウの起用法が注目される。ブレグマンの三塁固定により、ショウは二塁へのコンバートや、内野をどこでも守るスーパーサブ的な役割に回る可能性が高い。

 

これにより、不動の二塁手であったニコ・ホーナーがトレード候補に浮上するという噂も出始めているが、ナ・リーグ中地区制覇を狙うカブスにとって、この「選手層の厚さ」は贅沢な悩みだろう。

 

カブスは今オフ、カイル・タッカーの獲得にも関心を示していたが、ブレグマンとの合意により、補強のターゲットをさらに別のエリア(救援陣の整備など)へ移すことが予想される。

 

「ウィンディ・シティ(風の街)」に加わった新たなスターは、シカゴに歓喜をもたらすことができるか。ブレグマン、鈴木、今永という強力な軸が揃った2026年のカブスに注目したい。