MLB契約情報

米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者をはじめ、MLB.comやAP通信など複数の主要メディアが21日(日本時間22日)、ヤクルトからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた村上宗隆(25)が、シカゴ・ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)の契約で合意したと報じた。
ポスティングの交渉期限(現地22日午後5時)を目前に控え、日本の三冠王がついに新天地を決断した。
異例の「2年契約」を選択。その背景は?
市場では当初、巨額の長期契約も予想されていたが、最終的には2年という短期契約に落ち着いた。この契約には以下の詳細が含まれている。
- 契約内訳: 契約金100万ドル、2026年俸1600万ドル、2027年俸1700万ドル。
- インセンティブ: MVP受賞や新人王投票の結果に応じた最大100万ドル以上の出来高。
- 譲渡金: ホワイトソックスからヤクルトに対し、約657万ドルのポスティング費用が支払われる。
FA権: 契約終了後の2027年シーズンオフには、再びフリーエージェント(FA)として市場に出ることが可能。
米メディアは、今季の怪我(脇腹痛)の影響や三振率への懸念から市場が慎重になったと分析する一方、村上側にとっては「2年間でメジャーの適応力を証明し、27歳という若さでより巨大な契約を勝ち取る」ための戦略的なステップであると報じている。
再建中のホワイトソックスで「主軸」へ
ホワイトソックスは今季、地区最下位に沈むなど歴史的な苦戦を強いられたが、現在は若手主体の再建フェーズにある。MLB.comは、村上がプレッシャーの少ない環境でメジャーに適応できる利点を指摘。また、これまでの三塁ではなく、「一塁手」としての起用が有力視されている。
ホワイトソックスにはかつて高津臣吾(現ヤクルト監督)、井口資仁、福留孝介らも在籍しており、村上は同球団で4人目の日本人選手となる。
村上はすでに身体検査をパスしており、現地22日(日本時間23日)にシカゴで正式な入団会見を行う予定だ。背番号はヤクルト時代と同じ「5」に決定した。