今井達也や高橋光成、村上宗隆ら日本選手の移籍先はなかなか決まらないが、現地時間17日(日本時間18日)、MLBで投手陣の去就を巡る大きな動きが相次いだ。メッツとフィリーズは、今オフのリリーフ市場で注目の実力派右腕をそれぞれ獲得。レイズは、復活を期す左腕エースとの年俸調停を回避し、来季への布石を打った。
MLB契約情報 最新トピックス


⚾剛腕たちの決断メッツとフィリーズ、2200万ドルの「相場」
ブルペン再編が急務だったメッツは、ヤンキースからFAとなっていたルーク・ウィーバー(32)と2年総額2200万ドルで合意した。
ウィーバーはヤンキースでの直近3年で防御率3.22をマーク。今季こそ負傷に泣いたが、圧倒的な奪三振能力は健在だ。
クローザーにデビン・ウィリアムズを据えるメッツにとって、勝ちパターンを任せられるウィーバーの加入は、最大の懸案事項だった救援陣強化の「決定打」となる。
同地区のライバル、フィリーズも動いた
カブスでリリーフとして完全開花したブラッド・ケラー(30)を、ウィーバーと同額の2年2200万ドルで射止めた。
今季68試合で防御率2.07、WHIP0.96という好成績を残したケラーは、平均球速を約97マイルまで引き上げ、一躍「市場の掘り出し物」から「主役」へと躍り出た。剛速球投手を揃えるフィリーズ・ブルペンにおいて、その存在感はさらに増すはずだ。
⚾復活待たれる左腕:レイズ、マクラナハンとの「信頼」
レイズは左腕エース、シェーン・マクラナハンとの年俸調停を回避し、1年360万ドルで契約を更新した。
2023年のトミー・ジョン手術以来、実戦から遠ざかっているマクラナハンだが、2022年にサイ・ヤング賞争いを演じたその才能に疑いの余地はない。過去2年と同水準の年俸を維持したこの契約は、球団が「完全復活」を信じて待つという、強い信頼の証ともいえる。
⚾来季を見据えた「三者三様」の補強
今回の動きは、各球団の明確な意図を映し出している。
ディアス退団後の穴を埋めるメッツ、さらなる盤石を期すフィリーズ、そしてエースの帰還を待つレイズ。この12月終盤の合意が、来季のペナントレースの行方を左右する大きな分岐点となるかもしれない。