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【MLB移籍情報】ブレーブスが内野テコ入れ!アストロズから万能戦士デュボンを電撃獲得!アレンを放出

 

ブレーブスは19日(日本時間20日)、アストロズとのトレードで、ユーティリティ・プレーヤーの マウリシオ・デュボンを獲得したと発表した。交換要員として、好守の内野手ニック・アレンアストロズへ放出した。

 

 

MLBトレード情報

 

万能デュボンで内野を「アップグレード」

 

デュボンは30歳。今季は2度目のゴールドグラブ賞を受賞しており、2度ともユーティリティ部門での選出である。

 

アストロズでは4年間プレーし、485試合に出場して打率.256、出塁率.292、長打率.367。2022年にはワールドシリーズ制覇を経験した。

 

ブレーブスが是が非でも手に入れたかったのが、デュボンの持つ驚異的なユーティリティ性だ。ホンジュラス出身のデュボンは、メジャー7年間で投手・捕手を除く7つのポジションを守り抜いた「万能戦士」であり、二塁、中堅、左翼、遊撃での出場経験が豊富だ。

 

 

 

 

アストロズ時代には2022年のワールドシリーズ制覇に貢献し、2023年にはユーティリティ部門での受賞歴もある。

 

これまでブリュワーズ(2019年)、ジャイアンツ(2019~22年)、アストロズ(2022~25年)の3球団に在籍し、通算664試合に出場して打率.257、出塁率.295、長打率.374、OPS.669を記録している。

 

27歳のアレンは、昨オフにアスレチックスからブレーブスへ移籍し、今季は135試合に出場して打率.221、出塁率.284、OPS.535。打撃面に大きな課題を抱えているものの、遊撃の守備は安定しており、ゴールドグラブ賞のファイナリストに選出された。

 

 

 

 

保有期間の差を乗り越えた「勝負手」

 

このトレードのポイントは、保有期間の長さにある。アレンはFAまであと4年と長くチームにキープできたのに対し、デュボンは来季終了後にFAとなる。

 

にもかかわらずブレーブスは、長期的な保有権を持つアレンを放出し、来季の年俸も高いと予想されるデュボンを獲得。これは、守備力だけでなく、総合的な戦力の「アップグレード」を優先し、目先の優勝争いに向けた勝負手を打った形だ。

 

2018年から23年まで地区を7連覇したブレーブスだが、栄光の時代もひとまず幕を下ろした。昨季、そして今季とフィリーズに覇権を譲り渡し、今季はついに4位へと沈んだ。かつての王者にとっては屈辱のシーズンだが、再び地区の盟主として返り咲くための戦いは、すでに始まっている。

 

好守のアレンを放出してまで獲得したユーティリティのデュボンが、来季ブレーブスの内野陣にどのような化学変化をもたらすか注目が集まる。