ドジャースは第5戦で敗れたものの、希望はまだ消えていない。第6戦では山本由伸が先発予定。反撃の狼煙を上げる絶好のチャンスだ。

⚾ ドジャース、逆境を力に変えて――第6戦は“再出発”の一戦
ロサンゼルス・ドジャースはワールドシリーズ第5戦でトロント・ブルージェイズに6対1で敗れ、シリーズ成績は2勝3敗。後がない状況に追い込まれた。しかし、悲観するにはまだ早い。第6戦では日本のエース・山本由伸が先発予定。彼の右腕がドジャースに再び希望をもたらす可能性は十分にある。
第5戦の敗因は、序盤の失点と打線の沈黙に尽きる。先発ブレイク・スネルは初回から2連続ホームランを浴び、試合のモメンタムを相手に渡してしまった。
大谷翔平は2試合連続でノーヒットと沈黙が続いているが、打球速度189キロの強烈な打球が好守に阻まれるなど、内容自体は悪くない。このシリーズでの好調を維持しているとみられ、第6戦での活躍が期待される。
さらに、経験豊富なムーキー・ベッツやマックス・マンシー、キケ・ヘルナンデスといったコアメンバーもこのシリーズは不振だが、このままでは終わらないだろう。
⚾ 世界一へあと2勝!山本&大谷が導く再起のシナリオ
注目の第6戦では、山本由伸が再びマウンドに立つ。第2戦では圧巻の完投勝利を収めており、ブルージェイズ打線との相性も良好。彼の安定感と勝負強さは、ドジャースにとって最大の武器だ。さらに、佐々木朗希の好リリーフも期待できる。短期決戦では流れがすべて。1勝すれば勢いは一気にドジャースへ傾く。
あと2連勝すれば2年連続世界一だ。崖っぷちの状況だからこそ、チームの結束力と底力が試される。ドジャースはこれまでも幾度となく逆境を跳ね返してきた。第6戦は、世界一への再挑戦に向けた“運命の一戦”となるだろう。ファンの声援を背に、ドジャースが再び輝く瞬間を信じたい。
最終アウトが記録されるまでシリーズは終わらない。