MLB メジャーリーグ物語

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WS-G4 ブルージェイズ、打線好調で快勝!シリーズは2勝2敗のタイに

 

2025年ワールドシリーズ第4戦が28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われ、ブルージェイズが6対2で快勝。シリーズ成績を2勝2敗の五分に戻した。

 

 

ワールドシリーズ第4戦 

 

ドジャース2-6ブルージェイズ

 

この日のブルージェイズ打線は大谷含むドジャースの4投手から11安打を放ち、好調ぶりを発揮した。3回には主砲ブラディミール・ゲレーロJr.がドジャース先発の大谷翔平からポストシーズン7号となる逆転2ラン本塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。

 

さらに7回には長短5本のヒットを集め、一気に4点を奪う猛攻を見せ、好調な打線の勢いを見せつけて試合を決めた。

 

 

 

 

一方のドジャースは、大谷が「1番・投手兼DH」で先発。7回途中まで93球で被安打6、失点4と粘投したが、7回にノーアウトから連打を浴びて2・3塁のピンチをつくって降板した。打者としても3打数ノーヒット1四球と沈黙し、連続試合安打は「6」でストップ。

 

試合後には「最低限6回は投げ切りたかった。悔しい1球だった」と振り返った。

 

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、大谷翔平の投球について「彼は人間だ。相手がいい球を投げてきた。本当にそうだった」とジョークを交えて振り返りつつ、「彼は本当に努力してくれた」と称賛した。

 

また、前日の延長18回の死闘の影響については「(相手先発の)ビーバーを評価する。思うところに投げていた。彼らも我々と同じことを経験した」とブルージェイズの投手陣にも敬意を表しました。

 

ブルージェイズ先発のシェーン・ビーバーは5.1イニングを投げて被安打4、失点1と試合を作り、リリーフ陣も無失点でつなぐ盤石の継投。守備でもノーエラーで隙を見せない試合運びだった。

 

両軍ともに破壊力ある打線を擁するが、この日はブルージェイズが攻守にわたり上回った。

 

ドジャースは、主軸のムーキー・ベッツが19打数3安打、マックス・マンシーが17打数3安打、トミー・エドマンが18打数3安打と、本来の実力を発揮できていない状況だ。

 

ドジャース打線は、大谷を除けば、打率.195、出塁率.269、長打率.282、OPS.551と苦戦中だ。

 

シリーズは明日の第5戦を経て、再びトロントに舞台を移す。熱戦はまだまだ続く。