2025年のMLBポストシーズンは、熱戦続きのワイルドカード・シリーズを経て、ディビジョン・シリーズ(地区シリーズ)がいよいよ本格化。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の日本選手3人がロースター入りしているドジャースが、初戦でフィリーズを5対3で下した一方、残る3カードも見逃せない展開となっている。
MLB2025 地区シリーズGAME1

★ナ・リーグ:ブリュワーズ vs. カブス
中地区のライバル対決となったこのシリーズは、ポストシーズンでは初の対戦となった。第1戦では、ブリュワーズがホームのアメリカンファミリー・フィールドで圧倒的な攻撃力を発揮し初回に6点を奪う猛攻で9対3の快勝を収めた。
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— MLB (@MLB) October 4, 2025
ウィリアム・コントレラスやブライス・トゥランらが打線を引っ張り、カブスの先発マシュー・ボイドを攻略。カブスは鈴木誠也ら主力選手の奮起が求められる状況だ。
★ア・リーグ:ブルージェイズ vs. ヤンキース
ア・リーグ東地区の宿敵同士が激突。ロジャース・センターで行われた第1戦は、ブルージェイズが10対1で快勝。
主軸のブラディミール・ゲレーロJr.がポストシーズン初本塁打を放ち、チームを勢いづけた。先発ケビン・ゴーズマンの力投も光り、ヤンキース打線を封じ込めた。
ヤンキースは2番アーロン・ジャッジや5番ジャンカルロ・スタントンらスラッガーたちが沈黙すれば、ヤンキースの破壊力は半減する。第2戦以降、ヤンキー・スタジアムでの戦いがシリーズの流れを左右するか注目だ。
★ア・リーグ:マリナーズ vs. タイガース
第1戦は延長11回の末、タイガースが3対2で勝利。2番ケリー・カーペンターの2ラン本塁打が試合を動かした。
西地区王者マリナーズは3番フリオ・ロドリゲスの一発で応戦したが、あと一歩及ばず。シーズン60本塁打の2番カル・ローリーも3安打したが、自慢の長打は出なかった。
両軍ともに投手陣が安定しており、ロースコアの接戦が続く可能性が高い。シリーズの行方は、守備と走塁の細かなプレーにかかっている。
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(MLB x GEICO) pic.twitter.com/rogOttnK8c
どのカードも短期決戦ならではの緊張感とドラマが詰まっていて、小さなミスが勝負に直結し、野球ファンにはたまらない展開が続く...