MLB メジャーリーグ物語

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ピンチを救ったカスパリアス!ドジャース勝利も先発ローテに不安

 

ドジャースは日本時間28日、ホームでのパイレーツ戦GAME3に9対2で勝利。3連戦を勝ち越した。3連戦を2カードぶりに勝ち越した。

 

 

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ドジャースは先発のタイラー・グラスノーが1回表二死からアンドリュー・マカッチェンに3号ソロ、エンマニュエル・バルデスに2号ソロと二者連続アーチを浴び、右肩の違和感を訴えて1回2失点で降板するというアクシデント。

 

ただ、その緊急事態に2番手のベン・カスパリアスが5回二死までの3.2イニングを2安打無失点に抑える好リリーフでピンチを救った。

 

打線もこのピンチに奮起して、1回裏にはフレディ・フリーマンとアンディ・パヘスのタイムリーなどで4点を奪い、すぐさま逆転に成功。

 

「1番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は、2回裏の第2打席でライトフェンスにワンバウンドで直撃する二塁打を放ち、7回裏の第5打席ではライト前に抜けるヒット。4打数2安打1四球で2試合連続のマルチ安打。

 

角度がなかったものの鋭い95マイル以上のハードヒットした打球も目立ち、完全復調に近い状態だと感じた。

 

ドジャースは5回裏にはテオスカー・ヘルナンデスが通算200本塁打達成となる8号ソロ、絶好調のパヘスが5号2ランを放ち、8対2とリードを広げた。

 

 


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ドジャースは2カードぶりの勝ち越しだったが、先発タイラー・グラスノーのアクシデントに対してロバーツ監督は試合前の会見で同投手が前日に点滴を受けたことを明かし、「しっかりと水分補給をした。今日に向けての準備は順調に進んでいた」と話した。

 

試合後の取材に応じたグラスノーは「フラストレーションがたまる。投球時に右腕を伸ばそうととした時に違和感があった。健康を維持する方法を探して色々な調整を試みる中で、変えたことにより新たな問題が起こったように思う。」と暗い表情で話したという。

 

ロバーツ監督は同投手を万全な状態でマウンドに立たせるために負傷者リストに入れる可能性を示唆した。

 

ドジャースの先発ローテーションは、山本由伸、佐々木朗希、ブレイク・スネル、グラスノー、ダスティン・メイの5投手だったが、耐久性は開幕前から心配された。

 

そうした懸念が、早くも露呈した形だ。5月以降はタイトな日程になり連戦が続くため、スネルとグラスノーが負傷者リストに入ればコマ不足は確実だ。

 

そういう意味でベン・カスパリアスの好投は朗報だったが、トニー・ゴンソリンが復帰間近という情報もあるが、残り1人~2人は欲しいところ。

 

考えられるのはメジャー経験のあるランドン・ナック、ジャスティン・ロブレスキー、ボビー・ミラーといった若手投手たちになる。