35歳で海を渡ってメジャーに挑戦しているオールドルーキーがNPBでの実績通りの結果を出しているので拍手を送りたい。
MLB2025 GAMEDAY

オリオールズの菅野智之はホームでのガーディアンズ戦で、メジャー移籍後最長となる7イニングを投げ、被安打5、失点2のハイクオリティ・スタート(HQS)でホーム初勝利を飾った。
菅野は今季4試合目の先発。初めての中4日での登板だったが、コンディションは良さそうで、7イニング無四球、2失点というHQSをホームのファンの前で披露。6対2でオリオールズの連勝に貢献している。
タイトなレギュラーシーズンのため球数制限に厳しいメジャーリーグ。90球以内でイニング数を稼ぎ、勝利に貢献するという投球内容に
「非常に効率良く、効果的なピッチングだった。持ち球を織り交ぜ、変化球のコントロールは抜群だった。球数を無駄に使わず、先発がここまで長いイニングを投げてくれると本当に助かる。先発陣が早く降板していた中、トモが7回を投げてくれて、ブルペンも一息つけた。ここまでの(苦しい)戦いを振り返れば、きょうの投球は、本当にファンタスティックだった」
とオリオールズの指揮官も絶賛。
2024年はNPB読売ジャイアンツで4年ぶりのリーグ優勝に貢献。最多勝、最高勝率、自身3度目のMVPに輝いた。
ダイジェストでしか見てないが、NPB12シーズンで培った熟練の制球で打者の芯を外した。カーブを軸に緩急をつけ奪三振は3だったが、ゴロアウト8、フライアウト5だった。
2本塁打を献上したのが残念だったが、これで今季は4試合2勝1敗、21イニングで防御率3.43、WHIP1.286、奪三振8になった。
以下はMLB公式サイトに掲載された試合後のインタビューを掲載。
▽「87球でもっと投げられたか?」という質問に
「球数的にもう1イニングいくかな、と思ってたんですけども。でも、うちはもうブルペンが安定してますし、チームも初めての連勝を目指す試合だったのであとは後ろに託す気持ちでした。今日はフォアボールも1個もなかったですし、良かったんじゃないでしょうか」
▽「今日のコントロールの自己採点は?」という質問には
「まあ、65点ぐらいじゃないですかね。でも徐々に本当に良くなってきているんですよ。全体的に。スライダーに関しては本当に良くなってきていて。いろんなボール一つひとる良くなってきてるんですけど、もうちょっと。本当にいい時の感覚に比べると、もうちょっと。本当に(状態が)いい時は9割はだいたい(捕手が)構えたところからミット1個分(の誤差)にはおさまる気がする。まだそこまでにはなってない」
▽「中4日間の調整がうまくいったこととは?」
「結果論ではありますけど。自分の中でもできることは食事と睡眠。あとはこっち(球場)でジャグジー入ってとか、家でもお風呂入りますけど。その三つが僕は大事なので。よく寝れていますし、よく食べられてる。いい環境がそろっている。しっかりできることを最大限できたので、何も不安なくマウンドに上がれていますし、前回も球数を投げていないし、今日も投げてないんでね。日本だとこの球数で降りたら中継ぎとか野手からブーイングを食らうと思います(笑)」
▽記事一部引用