NPBの千葉ロッテからポスティングシステムを使ってメジャーリーグのドジャースに移籍を決めた佐々木朗希の入団会見が現地21日(日本時間22日)、本拠地、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた。
入団会見の冒頭で、背番号「11」のユニフォームに袖を通した佐々木は「ユニフォームに袖を通してみて自分はゼロからスタートするんだと身が引き締まる思いだ」と思いを口にした。
背番号は、ベテランのミゲール・ロハスが譲った「11」に決まった。そのうえで、20球団が獲得に興味を示す中でドジャースを選んだ理由については
「どの球団も魅力があったが、いろいろな話をしたうえで総合的にドジャースがよかったという判断だ。いちばんはフロントの安定感だと思う」
と説明した。
また、メジャー契約を結ぶことができる25歳まで待たずに23歳で移籍し、マイナー契約を結んだことについては
「『あと2年待てば』という声も多く聞くが、2年後をどういう状態で迎えられるかという保証はないし、お金よりも2年という時間が大事だと判断した」
と、このタイミングで移籍を決断した胸の内を明かした。
佐々木が最終的にドジャースを選んだ具体的な理由としては、「フロントオフィスの安定性」だった。
Los Angeles Dodger, Roki Sasaki. pic.twitter.com/5f9VxjiJsM
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) January 23, 2025
大谷翔平は「ウォルター・オーナーまたはフリードマン編成本部長が球団を離れるときに契約を破棄できる」という条項を盛り込んでいるほどだ。編成本部長やゼネラルマネージャーなどのフロント体制が変わり、その起用法などが変わるパタ-ンはよくある。
レッドソックスの吉田正尚もフロントが変わり評価が一変し、一時はトレード要員としての名前も挙がっていた。

個人的にはドジャースをリーグのコンテンダーとしての不動の位置に押し上げた立役者としてアンドリュー・フリードマン編成本部長を評価している。
そのフリードマン氏は「現時点では彼を先発で起用する予定だ」と、佐々木を先発ローテーションに加える方針であることを明かした上で、「具体的な登板回数などの数値目標は設けず、登板と登板の間の体の回復具合を注視することに重点を置くことになる。こうした取り組みはキャンプから始めていく」とコンディションを第一に慎重に育成を進めていく方針を示した。
そのほかの理由としては「投手として成長できる機会があること」や「チームや地域コミュニティが自分を受け入れてくれること」を挙げているが、「今回の交渉では日本人が在籍しているかどうかは、決断するうえで重要視していませんでした」とも明かした。
そして「どの球団もそれぞれ魅力があったんですけど、いろいろな話をしたうえで、総合的にドジャースが一番よかった」とドジャース移籍を決断するに至ったようだ。
ドジャースの先発ローテは昨シーズン、チーム最多の11勝を挙げたギャビン・ストーンが右肩手術で復帰時期が未定のなか、このオフにはFA市場からでサイ・ヤング賞2回受賞のブレイク・スネルを獲得。
スネルと昨シーズンの開幕投手で9勝のグラスノー、7勝の山本由伸の3人がローテーションの核を務めると予想される。
ここに、ケガ明けの大谷翔平や2022年に16勝をあげたトニー・ゴンソリン、100マイルのシンカーが魅力のダスティン・メイが復帰を目指し、佐々木がローテの一員として定着できるのか注目。
以前にも書いたが、佐々木の加入は、戦力を落とさずに大谷の「二刀流」復帰に余裕を持たせることができるので大きいだろう。