ストーブリーグはまだまだ序盤戦だが、ドジャースがブレイク・スネルをライバルチームから迎い入れ、ユーティリティのトミー・エドマンとの契約延長も成立させた。
MLB契約情報
周知のように昨年は大谷翔平、山本由伸という日本が誇るプレイヤーと長期契約したドジャース。昨日も主要選手の契約一覧を紹介したが、このドジャースの補強にライバル球団はじめ東海岸のメディアも警戒のアラームを発信している。
早くも「ドジャース王朝」の誕生を予想する記事もあったが、同地区ライバル、ジャイアンツ専門のポッドキャスト番組『Locked On Giants』は公式YouTubeで、MCのベン・カスピック氏が、スネルが移籍するドジャースについて「大金持ちがますます金持ちになっている」と皮肉を込め、「ドジャースは長年、野球界で最高のチームでワールドシリーズ王者だ」とした。
Blake Snell to the Dodgers?! 😱 In this episode:
— Ben Kaspick (@BenKaspick) November 27, 2024
• Breaking down Snell's massive contract
• Is LA's spending spree bad for baseball?
• Where do the #SFGiants go from here?
🎙️ https://t.co/h3Vb7usGmp
📺 https://t.co/xgtQo7GF9E pic.twitter.com/F3IiKxO0JA
さらに同氏は、これを「デリケートな問題だ」とした上で、昨年までジャイアンツで投げていたスネルが同地区のライバル球団に移籍することで「彼はドジャースへ行きます。それを考えると最悪のシナリオだ」と嘆いた。
今季のドジャースは先発投手陣のコマ不足が指摘されていたが、それでもワールドシリーズを制した。スネルの加入で、来季は二刀流復活のシーズンとなる大谷、山本、タイラー・グラスノーにスネルが加わり、ドジャースは先発ローテーションは強化された。
ただし、これも耐久性の問題が懸念されるので、ウィンターミーティング前後でさらなる補強があるかもしれない。年が明ければポスティング制度でメジャー移籍を目指す佐々木朗希の移籍先として大本命と伝えられている。
投手陣だけではない、カージナルスのノーラン・アレナド内野手のトレード移籍も噂されている。実現性は低いような気もするが、再び野手転向のムーキー・ベッツとアレナドの三遊間コンビが誕生するのだろうか?
ますますドジャースの今オフの補強に目が離せない状況になってきた。
【ドジャース、契約一覧】
▼フリーマン(35歳) 2022年〜27年
6年総額1億6200万ドル(AAV2700万ドル)
▼グラスノー(31歳)2024年〜28 年
5年総額1億3650万ドル (AAV3000万ドル)
▼スネル(31歳)2025年〜29年
5年総額1億8200万ドル(AAV3640万ドル)
▼エドマン(29歳)2025年〜29年
5年総額7400万ドル(AAV1440万ドル)
(2030年は球団オプション)
▼ベッツ(32歳)2020年〜32年
12年総額3億6500万ドル(AAV約3042万ドル)
▼大谷翔平(30歳)2024年〜33年
10年総額7億ドル(AAV7000万ドル)
▼ウィル・スミス(29歳)2024年〜33年
10年総額1億4000万ドル(AAV1600万ドル)
▼山本由伸(26歳)2024年〜35年
12年総額3億2500万ドル(AAV約1417万ドル)
▽記事参考