MLB メジャーリーグ物語

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WS2024-G3 ドジャース、世界一に王手!大谷の強行出場とフリーマンの歴史的一発で3連勝

MLB2024 ワールドシリーズ

ドジャース 4

ヤンキース 2

(@ヤンキースタジアム

 

ワールドシリーズ第3戦、ドジャースの「MVPトリオ」が敵地ヤンキースタジアムでも躍動した。第2戦で左肩を亜脱臼し、出場が危ぶまれていた大谷翔平が「1番・指名打者」で強行出場。無安打に終わったものの、その存在感だけでチームを鼓舞し、ドジャースが4対2で勝利。対戦成績を3勝0敗とし、4年ぶりの世界一に王手をかけた。

 

歴史を塗り替えるフリーマンの一撃

試合を動かしたのは、初回だった。死球で出塁した大谷を一塁に置き、3番のフレディー・フリーマンが右中間スタンドへ先制の2ラン本塁打を叩き込んだ。

 

 

 

 

フリーマンはこれで第1戦から3試合連続アーチ。ブレーブス時代の2021年から数えて、ワールドシリーズ(WS)タイ記録となる5試合連続本塁打という金字塔を打ち立てた。さらに3回には、2番ムーキー・ベッツが右前への適時打で加点。6回には「ポストシーズン男」の異名を持つ8番キケ・ヘルナンデスにも適時打が飛び出し、着実にリードを広げた。

 

執念の出塁を見せた大谷翔平

左肩の状態が懸念された大谷は、3打数無安打ながら2度の出塁(四球・死球)で勝利に貢献した。スイングスピードや打球速度はシーズン並みの数値を記録していたが、塁上では亜脱臼した左肩を庇うようにユニフォームの襟を掴んで走る痛々しい姿も見られた。

 

試合後、大谷は自身の状態についてこう振り返った。 「テーピングをしているのでいつもと違う感じはありましたが、そこまで大きくは違わなかった。基本的には(スイングで押し込む)逆サイドの腕の方がおそらくきつい。左肩でよかったというのが不幸中の幸いでした」

 

沈黙するジャッジ、追い込まれたヤンキース

対照的に、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは深刻な不振に喘いでいる。この日も3打数無安打に終わり、シリーズ通算12打数1安打7三振。期待された「本塁打王対決」は、両者ともに快音を響かせられないまま、ドジャースが圧倒する展開となっている。

 

投げては先発のウォーカー・ビューラーが5回無失点の快投。その後は6人の継投でヤンキースの反撃を2点に抑え込み、逃げ切った。

 

王手! 確率100%の「伝説」へ

MLBの長い歴史において、WSで3勝0敗から逆転を許した例は一度もない。過去、3連勝したチームがシリーズを制した確率は100%だ。

 

ドジャースが明日も勝利して4連勝(スイープ)を決めれば、2012年のジャイアンツ以来12年ぶり。ヤンキース相手の4連勝となれば、1963年以来実に61年ぶりの快挙となる。古豪ヤンキースの聖地で、ドジャース歓喜の瞬間を迎えようとしている。