MLB メジャーリーグ物語

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NLCS ドジャースがWS進出へ王手 大谷、先頭打者弾

 

1988年以来、36年ぶりの対決になったドジャース対メッツのナショナルリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(NLCS)は日本時間18日、メッツの本拠地シティ・フィールドでGAME4が行われドジャースが12安打10得点で10対2と大勝。シリーズの対戦成績を3勝1敗としてワールドシリーズ進出にあと1勝としている。

 

 

MLB2024 NLCS

 

 

7試合制で4勝先勝したチームがワールドシリーズに進出するドジャースとメッツのNLCS第4戦は山本由伸が先発。

 

 

 

山本は1回に2番のマーク・ビエントスの同点ソロを浴びたものの4.1イニング73球、被安打4、奪三振8、与四球1、失点2で試合を何とかつくった。

 

 

好調ドジャース打線は、大谷の3号先頭打者弾で先制。3回にもメッツ先発のホセ・キンタナからトミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスの連続タイムリー。

 

 

4回にも二死1、2塁のチャンスで2番ムーキー・ベッツがメッツ2番手のホセ・ブットーから2点タイムリー。ベッツは6回にも2ランを放ち、この日は6打数4安打4打点の大活躍。

 

 

ドジャースが6回終了時点で7対2とリード。8回にも連打で3点を奪い10対2と2日連続の2ケタ得点で大勝した。

 

 

 

 

大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。大谷は第1打席がポストトシーズン3本目の本塁打を先頭打者で記録。珍しい現象だが、大谷の第1打席での安打は今オフ9試合目で初めて。走者なしの場面では26打席目で初安打となった。

 

 

 

打った瞬間にそれとわかる打球だった。1ボールから2球目の甘く入ったシンカーを捉えると、打球速度117.8マイル(約189.5キロ)、角度22度の低い弾丸ライナーが右翼フェンスを越えた。飛距離422フィート(約128.6メートル)だった。

 

 

プレーオフでの先頭打者本塁打は日本人選手初。

 

 

 

 

第2打席は四球。第3打席も四球。ここでキンタナは降板。第4打席も勝負してもらえず四球。第5打席はセカンドゴロ。8回の第6打席は見逃しの三振。この日は3打数1安打3四球1打点で、今ポストシーズンの成績を打率.235、本塁打3、打点9、OPS.895とした。

 

 

ドジャーズはシリーズの対戦成績を3勝1敗とし、2020年以来のワールドシリーズ進出へ王手をかけた。GAME5での千賀滉大の先発登板はなく、今季10勝3敗の左腕デービッド・ピーターソン投手が先発することが発表された。