プレーオフのワイルドカード争いが混とんとしているナ・リーグ(NL)だが、大谷翔平と山本由伸所属のドジャースはフィリーズが敗北したことによりNLの第1シードが確定した。
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山本2失点で7勝目
これによりドジャースは各ステージでホームフィールドアドバンテージを得ることが決まった。ドジャースのポストシーズン初戦は、日本時間10月6日からスタートするディビジョン・シリーズ(DS)になる。
日本時間9月29日、ドジャースは山本由伸の好投により、ロッキーズに勝利した。山本は復帰第4戦。5イニングで71球、被安打4、無四球で失点2。18人打者から6三振を奪った。
山本の今季の成績は、故障にも苦しんだが18先発(90イニング)、7勝2敗、防御率3.00、105三振という成績だった。ポテンシャルのある投手だけに、やや不本意な感じはするが、山本にはポストシーズンでの活躍に期待したい。
すでに、そこでのローテーションは発表されており、山本はジャック・フラハティに次ぐ2戦目での起用が濃厚。予想では10月7日ということだ。
大谷は2安打1盗塁で打率は.310で上昇
大谷は定位置の「1番・DH」でスタメン出場。第1打席はライトへのシングルヒットで出塁。第2打席はショートゴロで凡退。第3打席は四球、第4打席はライト前ヒットで出塁し、58個目の盗塁を決めた。第5打席は痛烈な当たりを放ったが、ライトの正面を衝くライナー、第6打席はセカンドゴロだった。
この日は5打数2安打で今季打率は.3101となった。
本塁打と打点のタイトルは、ほぼ手中にしている大谷だが「3冠王」へは打率がネック。打率トップのパドレスのルイス・アラエスとは4厘差の2位。アラエスの動向にもよるが、最終日での3安打以上でチャンスが広がる。
前人未到の大記録を更新中の大谷だが、「55-55」へは、本塁打が残り1本。「55-55」達成してから9試合で打率.667、6本塁打、20打点、9盗塁。
9月はここまで打率.398、10本塁打、32打点、15盗塁、OPS1.252とメジャーの中堅選手の1年分の数字をたたき出している。
3冠王は今後の選手生活で打者に専念した場合にチャレンジできる可能性もあるので、とりあえずは無事にレギュラーシーズンをフィニッシュしてくれれべば良い。
異次元の活躍をしている大谷にこれ以上求めるのは酷のような気がする。