MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平 歴史的シーズンでメジャー史に残る記録を更新中!

 

打者に専念している今季の大谷翔平。TWO-WAY PLAYERでなくても打者としてメジャーリーグの球史に残る歴史的なシーズンを送っている。この日の大谷は54号ホームランを放つなど、5打数4安打4打点をマーク。本塁打王打点王の2冠は間違いないが、打率でもリーグトップに肉薄している。

 

大谷翔平NEWS  

 



 

大谷の勝負どころでの集中力には驚きを隠せない。9月19日以降の大谷は驚異のOPS2.325。チームの勝利という目標のために打ちまくっている。

 

さらに、イチローマリナーズで2001年に達成した日本人最多盗塁数56を更新する57個目の盗塁にも成功している。

 

前人未到の「54-57」に到達

 

今日から始まった敵地でのロッキーズ戦でも「1番・DH」でスタメン出場し、5打数4安打4打点で1本塁打1盗塁を追加して「54-57」まで記録を伸ばした。

 

第1打席は右腕カル・クアントリルと対戦。初球の外角高めの2シームを積極的に狙ったがショートゴロに終わった。

 

第2打席は2回一死1、2塁、カウント1-2から外角のスプリットを捉え、1、2塁間を強烈に破るライト前タイムリー。大谷は続くベッツの打席で二盗に成功。今季57個目の盗塁を決め、イチローの日本人最多盗塁数を上回った。

 

 

 

 

6対1と5点リードの第3打席は、4回一死1塁で右腕アンソニーモリーナから内角低めのカーブを痛烈にライト前にラインドライブではじき返した。

 

54号3ランは第4打席だった。6回無死2、3塁でモリーナに対し、カウント3-2から真ん中高めのチェンジアップを完璧に捉えた。ライト席2階席へ届いた打球速度103.4マイル(約166キロ)、飛距離は436フィート(約133メートル)の豪快弾だった。

 

 

 

 

8回無死の第5打席は左腕ルイス・ペラルタが投じた初球95.1マイルの4シームをレフト~センター間へゴロで抜ける当たりで快足を飛ばして今季38本目の2塁打をマーク。

 

大谷は打率を.309まで上昇。リーグ1位のパドレスのルイス・アラエスには5厘差あるが同2位に浮上。54本塁打と130打点、OPS1.041はリーグトップを独走。57盗塁はレッズのエリー・デラクルーズの65盗塁に次ぐ同2位としている。

 

先日、MLBで19年ぶりとなる「400塁打」を記録した大谷だったが、194安打まで伸ばし初のシーズン200安打も視界にとらえた。

 

我々は大谷翔平の伝説的なシーズンを目にしている。メジャーリーグファンとして感謝したい。どうか無事故でレギュラーシーズンを終え、初のポストシーズンを思いっきり楽しんでほしい。