正念場で力を発揮してチームを救うのが真のスーパースターというものだ。大谷翔平とムーキー・ベッツが1点ビハインドの9回に連続ホームランでゲームを逆転。チームを勝利に導いている。
MLB2024 GAMEDAY
最終回に大谷＆ベッツが二者連続弾！
地区最下位のロッキーズとの3連戦GAME3。昨日の敗戦でマジックが消えたドジャースだったが、日本時間25日から始まるパドレスとの首位決戦を前に優位に立ちたいところ...
ドジャース先発の山本由伸は復帰後3試合目の先発。3イニングで79球を擁し5安打を許し、与四球3、失点4と精彩を欠いた。ポストシーズンへ心配が残る内容だった。
5対1とリードされた7回にドジャースがようやく反撃。9番キケ・ヘルナンデスの11号２ランと3番フレディ・フリーマンのタイムリーで3点を返して１点差に詰め寄る。
劇的なドラマは最終回だった。先頭打者で迎えた大谷の第5打席。低めのスプリットを打球速度114.7マイル（約184.6キロ）、飛距離432フィート（約131.7メートル）、角度20度の低い弾道で右中間スタンドに突き刺した。
5対5の同点になった直後、2番ムーキー・ベッツがシンカーをレフトスタンドに運び、二者連発となる逆転サヨナラ19号ソロでドジャースが勝利を飾った。
これで2位パドレスとは3.0ゲーム差をキープ。優位な状況で25日から始まる今季最後の首位決戦に臨むことになった。
パドレスとは今季、10試合戦って3勝7敗。すでに負け越しは決まっているが、勝負どころの3連戦は今季最後の大一番になる。
大谷「53－55」達成
この日の大谷は、5打数4安打1打点2盗塁。
第1打席でレフト前ヒット。3回の第2打席ではセカンドのグローブを弾く強烈なゴロのヒットを放ち、今季54個目の盗塁に成功。
5回の第3打席はファーストゴロに倒れたが、7回の第4打席はライトへヒットを放ち、今季55個目の盗塁。
9回の第5打席は衝撃の勝利を呼び込む53号同点アーチ。これで53本塁と55盗塁の「53－55」を達成。もちろん史上初の偉業だ。
シーズンの通算成績は、打率.301、53本塁打、123打点、55盗塁、OPS1.023としている。
