MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLBオールスター】 来季はシアトル 24年テキサス 25年フィラデルフィア

 

2024年のオールスター開催地がグローブライフ・フィールドに決定!

 

季節外れのニュースが飛び込んできた。毎年、真夏に開催されるMLBオールスター・ゲームだが、メジャーリーグ機構(MLB)は2024年のオールスター・ゲームをテキサス・レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで開催すると発表した。

 

ボールパークは2020年にオープンしたメジャーリーグで最も新しい球場。アーリントンは夏場の日差しが強いため屋根付きの全天候型スタジアムで、夏でも空調の効いた快適さが魅力だ。

 

 

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「メジャーリーグ機構は、オールスター・ウィークを強烈に誘致したレンジャーズ、アーリントンの街、フォートワースの街に2024年のオールスター・ゲームの開催権を与えることを嬉しく思っています」とのコメントを発表。

 

レンジャーズがオールスター・ゲームを開催するのは、1995年以来29年ぶり2度目。前回1995年の開催時は、当時大旋風を巻き起こしていたドジャース野茂英雄氏が先発した。日本人にもなじみが深い土地柄だ。

 

レンジャーズのレイ・デービス・オーナーは「レンジャーズは、2024年のオールスター・ゲームの開催権を与えられたことを光栄に思っています。2020年の開場以降、球場周辺では素晴らしい開発が続いており、アーリントンはメジャーリーグの公式戦とオールスター・ゲームを開催するのに理想的な場所となっています」とコメント。

 

 

 

 

レンジャーズのホームタウンであるアーリントンはテキサス州の北部、ダラスの西約32km、ダラス・フォートワース国際空港の東約20kmに位置し、空港からは宿泊のホテルまで相乗りで運行される「スーパーシャトル、イエローチェッカー」を利用すると20ドル前後(片道)で行ける。タクシーでも20分ちょっと、40ドルほどだ。

 

2017年にトヨタの北米本社がカリフォルニアからテキサスへ移転したこともあり、日本人の旅行者も増えているという。

 

テキサス州では日本のJR東海が技術面でのアドバイスを行いダラス―ヒューストン間の約380kmを90分で結ぶ「テキサス新幹線」の工事が進んでいる。開業は2026年でオールスターには間に合わないがN700Sをアメリカ仕様に改良して、最高時速330kmで走る計画になっている。

 

なお、来年はシアトルのT-モバイル・パークに開催権があり、アメリカ建国150周年にあたる2026年はフィラデルフィアシチズンズバンク・パークでのオールスター・ゲーム開催が決まっている。