ストーブリーグがスタートしたメジャーリーグだが現地時間7日(日本時間8日)、ヤンキースのアンソニー・リゾ一塁手が残りの契約をオプトアウトした。
MLB移籍情報
これでメジャーリーグ選手会(MLBPA)が現地11月6日(同7日)に公示した131人のFA選手と10人を加えた141人がFAになった。こうしたFA選手たちは今後も徐々に増えていくのが例年のパターンだ。
これらの選手たちが、今後は移籍市場でどんな評価を受け、契約交渉でどれだけ好条件の契約を結べるのか注目だろう。
MLBPAが7日にFA公示した9人
ザンダー・ボガーツ
カルロス・コレア
ジェイコブ・デグロム
ジュリクソン・プロファー
カルロス・ロドン
ロベルト・スアレス
タイワン・ウォーカー
ネルソン・クルーズ⇒引退??
ザック・デイビーズ
このうちクルーズとデイビーズを除く7人は、選手が契約を破棄できるオプトアウトの権利を行使してFAになった。
この選手たちは、オプトアウトするという噂が流れていた選手だったので、驚くほどではなかったが、さすがに42歳のクルーズは引退の噂があり、フェイクニュースまで流れているのは驚いた。
Nelson Cruz has announced his retirement. pic.twitter.com/LpG8UTvRjm
— FAX Sports: MLB (@MLBONFAX) November 7, 2022
アンソニー・リゾもオプトアウト
アンソニー・リゾ一塁手がヤンキースとの残り1年(2023年)1600万ドルの契約をオプトアウトしてFAになることも報道されており、リゾを加えた10人が新たにFAになる。
33歳のリゾは、過去にゴールドグラブ賞を4度受賞している一塁の名手だが、夏に背中に硬膜外ブロック注射を受け、後に片頭痛などを伴う変調で12日間欠場。
カブスの正一塁手だった2018年にも背中の問題で開幕直後の4月に10日間の故障者リストに入っており、こうしたことがプレーに影響して守備のDRSが-3、OAAも-2と平均以下に低下している。
ただし攻撃面では、130試合に出場して打率.224、32本塁打、75打点、6盗塁、OPS.818を記録。本塁打数でジャッジに次ぐチーム2位、打点でもチーム4位と存在感を発揮し、左翼が狭いヤンキースタジアムということもあって5年ぶりに30本塁打以上を記録している。
リゾは、カブス時代にクラブハウスの中心的選手だった。過去に自身が悪性腫瘍のホジキンリンパ腫を克服した経験から、この病気に苦しむ子どもや家族のための基金を設立し、2017年にその取り組みが評価されて「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞している。
アーロン・ジャッジをはじめ多くの選手が流出する可能性のあるヤンキースだが、リゾの再契約にも注目だろう。
クルーズは引退か?
クルーズは球団側が2023年1600万ドルの相互オプションを破棄してFAに。クルーズは引退する可能性もある。
デイビーズはダイヤモンドバックスとの2023年相互オプションを破棄して25万ドルのバイアウトを受け取った。
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