エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、14勝目とシーズン200奪三振をマークした。
大谷翔平NEWS
投手では初のターゲット・フィールド。大粒の雨が降りしきる中での登板になった。気温も12度。日本の北海道・札幌より緯度も高くコンディションの厳しいミネソタでの気候が大谷の制球を狂わせた。
危ないシーンも多かった。初回に3者連続四死球で1死満塁のピンチを招いたが、「4-6-5」の珍しいダブルプレーで最少失点の1点で切り抜けたのはラッキーだった。
日本人投手4人目の200奪三振に到達したのは4回1死から。ゲーリー・サンチェスを見逃しの三振に切り取った。日本人投手では野茂英雄(4度)、松坂大輔(1度)、ダルビッシュ有(4度)に次ぐ励みになる記録だ。
2️⃣0️⃣0️⃣
— Los Angeles Angels (@Angels) September 24, 2022
Congratulations to Shohei Ohtani on reaching 200 strikeouts this season! pic.twitter.com/yTE3FGCSn6
エンゼルスでは2010年ジャレット・ウィーバー以来12年ぶり11人目らしい。「30本塁打&200奪三振」は両リーグ史上初の快挙となった。
4回無死一塁から5者連続三振。5回2死から初安打を許したものの、後続を打ち取った。
6回無死一、二塁からケーブの中前タイムリーで1点を返され、無死満塁のピンチを広げたところで降板。このシーンは画像的にはストライクゾーンの球だったが、ボールと判定され7四球目を与えたところでの降板だった。
ただし、このピンチを救援投手のアーロン・ループが無失点で切り抜け、エンゼルスが4対2で勝利。大谷に14勝目がついた。1918年のベーブ・ルース(13勝で11本塁打)を超える14勝で34本塁打になった。
悪天候の影響だろう。この日の大谷は今季ワーストの7四死球と荒れた。5.0イニングで100球(ストライク53)、被安打3の失点2。奪三振7。
今季の通算では26先発で14勝8敗、防御率2.47、WHIP1.065、FIP2.51、奪三振203、奪三振率11.94。気になるイニング数は153.0まで伸ばして規定投球回数クリアまで残り9イニングになった。