大谷翔平が強打のホワイトソックス打線相手に6回途中無失点11奪三振の好投で7勝目をマークした。これで防御率2.68。奪三振も101になった。
大谷翔平NEWS
エンゼルス・大谷翔平投手が29日(日本時間30日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「3番・投手」と「指名打者」の二刀流でフル出場。
投げては5.2イニングで今季最多タイの108球を投げ、被安打5、失点0、奪三振11の力投で自身4連勝となる7勝目(4敗)を挙げた。
打線も1回裏にトラウトのタイムリー二塁打などで2点を先制すると、降板した直後の6回裏にもレンヒーフォの2ラン本塁打で追加点を挙げ大谷をランサポート。
大谷の踏ん張りを肌で感じる選手たちが何とか勝利をつかもうとする勝利の雰囲気が弱いチームにも出てきた感じがする。それも大谷効果のような気がする。
結局、大谷の後を継いだホセ・キハーダとライアン・テペラのブルペン陣がホワイト打線を1安打に抑え、最後は9回を守護神ライセル・イグレシアスが抑えて15セーブ目を記録した。
大谷はこれで自己最長の21.2イニング無失点。相手に先制点を与えずに万年Bクラスに慣れたチームを鼓舞し、勝利に導こうとする姿はエースそのもの。それは見ている多くのファンが感じているに違いない。
なお、きょうの大谷は、打者では3打数無安打、1四球だった。
今年は「投手大谷翔平」で輝く年かも
昨年の反省点を克服してくるのが大谷の素晴らしいところ。
以前にこのブログでも書いたが、今季の大谷は投手として進化。打撃部門より投手部門の方で結果を残し、評価されるかもしれない。
昨年の前半に比べて手術した肘が馴染んできたのか、制球は驚くほど安定し、その結果、防御率2.68、WHIP1.010はリーグでもトップ10位内。規定イニングに僅かに足りないのが惜しい気がするが、奪三振101はリーグ5位。
この試合でも初回に粘られて球数を費やしたのが今後の課題だろう。どの投手にも言えることだが初回の入り方はもっと進化改善したほうが良い。
それと4シームのスピンレートを平均2200回転程度から2400回転超にアップさせてほしい。変化球が活きてくるのもスピンの効いた4シームがあってのものだから。
大谷の好投でエンゼルスは対ホワイトソックス3連戦を勝ち越した。それでも6月は10勝19敗と大きく負け越し。
37勝41敗(勝率.474)で首位のアストロズとは12ゲーム差の地区3位。ワイルドカードの圏内まで6ゲーム差もつけられている。
フラストレーションが溜まるのでチームというより大谷だけを追いかけた方が気分的には良いかもしれない。
Shohei Ohtani has pitched 21.2 consecutive scoreless innings dating back to June 9th. #GoHalos pic.twitter.com/3NpDc0B9uT
— Los Angeles Angels (@Angels) June 30, 2022