MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

エンゼルスがウォードの満塁弾で4連勝 大谷2勝目と3安打

 

エンゼルス大谷翔平が本拠地でのガーディアンズ戦に今季4試合目の登板。初回に2ラン本塁打を献上して苦しいスタートになったが、味方打線のランサポートに助けられ今季2勝目を飾った。

 

 

エンゼルス逆転で4連勝 大谷翔平今季初の3安打

 

「2番・DH兼投手」で出場した大谷翔平は、はっきり言って調子は良くなかった。

 

1~2回に制球で苦しむ大谷翔平投手

初回、いきなり四球を与えて、これはヤバいかもと思ったが、その予感通りになってしまった。

 

この日は、前回の宿敵アストロズ戦のようなスライダーのキレもなく、変化球の制球も悪かった。

 

3番ラミレスに対して甘いスライダーを右中間席に運ばれ2失点。本拠地は静まり返った。

 

ただし、2回以降は無失点。逆転に成功した3回は1安打を許したが無失点で切り抜けてシャットダウンイニングを演出。4回表と5回表はいずれも三者凡退に抑えた。

 

50球を過ぎた頃から制球が安定したが、前回のフリスビーのような横滑りのスライダーはなくスプリットの落ちは良くなかったように見えた。

 

きょうの大谷翔平の内容

5回を投げ切ったところで球数86球、2勝目の権利を手にして降板した。21打者に対して被安打5(被本塁打1)、与四球1、奪三振4、失点(自責点)2。

 

勝ち負けはチーム状態と比例するので、あまり意味はないが、これで2勝2敗、防御率4.19。今季の奪三振は30、奪三振率13.97。

 

昨年の前半戦は四球が多かったが、今季はそれを修正しているのが大谷らしい。4試合で与四球5と安定しておりWHIP1.09もまずまずだ。

 

ただし、連戦もあって(20連戦中)そろそろ開幕からの疲れが出る時期で、やや体が重たいように見えた。球速も97~98マイル(約156~158キロ)で100マイルは出ていなかったが、相手打線は振り遅れていたように見えた。

 

エンゼルスが鮮やかな逆転

試合はラミレスの5号2ランで先制されたが、1回裏にトラウトのタイムリ二塁打とレンドンのタイムリーでスグに同点に追いつき、2回裏にウォードが4号勝ち越し満塁弾で逆転に成功。

 

4回裏にもウォルシュのタイムリーでリードを広げると6回裏には大谷とトラウトの連続タイムリ二塁打で2点を追加して昨年まで苦戦していたガーディアンズ(昨年までインディアンズ)に3連勝した。

 

今日のヒーローは、満塁弾を含む3安打4打点の1番ウォードだったが、DHとしての大谷は登板した試合で初の3安打。大谷にも「お疲れさま」と声を掛けたい気分だ。

 

エンゼルスは首位キープ

2019年以来の貯金を5に伸ばしたエンゼルスは西部地区で首位をキープ。

 

 

まだまだ20試合にも満たないレギュラーシーズンで、本当の戦いはオールスター後の8月9月になるが、なんとか後半戦まで大谷も含めてトラウト、レンドン、ウォルシュ、マーシュなどの主力に故障者が出ないことを祈りたい。