昨年のセーブ王ジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)が現地8日(日本時間9日)のマーリンズ戦で400奪三振に到達した。
この記録は、234.1イニングで到達したもので、クレイグ・キンブレルの236イニングを抜いてメジャー最速ペース。今季の奪三振率は驚異の17.0で通算でも15.4という高い数値をマークしている。
ロン毛がトレードマークのクローザー
メジャー5年目の27歳左腕は、変則スリークォーターから投げ込む平均95.9マイルのフォーシームと鋭く変化するスライダーが武器。打者からするとヘイダーのフォーシームはリリースポイントが低いことから浮き上がるような感覚があるという。
4️⃣0️⃣0️⃣ strikeouts!
Don't blink or you might miss one.#ThisIsMyCrew pic.twitter.com/x0jANCw3NK
— Milwaukee Brewers (@Brewers) May 9, 2021
最優秀救援投手に与えられる「トレバー・ホフマン賞」を2018年と19年の2年連続受賞。昨年は60試合の短縮シーズンだったが、13セーブで「最多セーブ」のタイトルを獲得。
今季は、ここまで12試合に登板して2勝0敗7セーブ、防御率0.77(FIP0.62)、セーブ成功率は100%、奪三振率16.97と素晴らしいパフォーマンスだ。
チーム事情からイニングをまたぐ登板も多いことから登板過多(18年81.1回、19年75.2回)を心配したが、昨年の短縮シーズンが良かったのかもしれない。