MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平がイカサマ軍団退治の7号決勝アーチ

 

 

大谷翔平NEWS

 

 

エンゼルス大谷翔平が、両リーグトップタイとなる7号本塁打を放った。そのニュースはSNSなどで即座に拡散され、日本でもお昼のワイドショーなどで放送された。

 

 

 

ただ、個人的には書こうか考えたが、マイク・トラウトが今日も欠場していることに触れたい。

 

 

トラウト4試合連続欠場

 

マイク・トラウトはメジャーを代表する強打者であることは間違いないだろう。29歳にしてMVP3度受賞、オールスター出場8回、シルバースラッガー賞7回受賞。

 

 

セイバーメトリクスの 選手を評価する基準になる指標WAR(Wins Above Replacement)でも毎年高い数値を残し5シーズンでリーグ1位を取っている。

 

 

今季も絶好調のスタートを切り欠場前までリーグ1位の打率.393、同1位タイの6本塁打、OPS1.325(同1位)をマークしていた。

 

 

そのトラウトが、アストロズ戦の初戦に4回の先頭打者でフルカウントから、アストロズ先発ハビエルの内角速球が左腕のひじに直撃、その後、第2打席を迎えることなく退場して、3試合連続で欠場している。

 

 

故意ではないと思いたいが、相手のアストロズは電子機器を使った「サイン盗み」行為でMLB機構から制裁を受けたチーム。故意ではないかもしれないが、アストロズは、汚いことをしてワールドシリーズを制したチームだけにフェアプレイに期待したい。故意でなくても過失傷害罪というのもある。自分たちが行っているダーティーな行為に反省を促したい。

 

 

故意でなくとも結果的にシリーズの初戦で調子の良い同リーグライバルの主砲を黙らせるには効果てきめんの1球だった。

 

 

MLB公式サイトによるとエンゼルスのジョー・マドン監督は、連続欠場中の主砲について、深刻な状態ではないとし、「患部の腫れが引き、楽にバットスイングが出来るようになるまでは日々状態を観察していきたい」と語った。

 

 

負傷者リスト(IL)入りさせることは否定したが、アンソニー・レンドンを股関節の10日間ILで欠いている打線は、センターにスコット・シェブラーやサードにホゼ・ロハスらを起用しているが、大きく戦力ダウンしている。

 

 

4連敗止める大谷の決勝ソロアーチ

 

しかし、そうした経緯があっただけに大谷翔平の闇を消し去る閃光のようなビッグアーチは起死回生、値千金の一打だった。

 

 

8回に飛び出した大谷翔平の2対2からの均衡を破るセンター右への特大アーチはチームの4連敗を止める決勝ソロになった。初速は107.1マイル(約172.4キロ)、飛距離は440フィート(約134.1メートル)だった。

 

 

大谷が決勝本塁打を放ったことで、少しはフラストレーションが快勝したが、忘れてはいけないのがアストロズ戦シリーズは1勝3敗だったことだ、シリーズの初戦に絶好調のトラウトを死球で葬り去っておけば戦いがラクになる。

 

 

このチームらしい胸くそ悪い戦術かもしれない。結果的にそうなった。

 

 

 

大谷試合後のインタビュー(一部)

 

―ホームランの感想は?

「多分投げ損じの真っ直ぐだと思うんですけど、変化球くるかなと思っていたんで、ちょっとびっくりした感じでしたけど、いい感じで上がってくれたのでよかったかなと思います」

 

―5戦3発、打撃の状態は?

「打ち取られている打球もまぁまぁいい打球が多いので、見え方も悪くないですし、全体的にはいい打席がここ何試合かは続いているかなと思います」

 

 

▽Information source

 

www.sponichi.co.jp