投手の勝ち星は、その投手を評価するのにそれほど大事な数字ではないと思うが、ダルビッシュの2021年の2勝目には拍手を送りたい。
MLB2021
ダルビッシュが気迫の96球
パドレスのダルビッシュ有がMLBを代表する左腕、ドジャースのクレイトン・カーショーとのリベンジマッチに投げ勝った。
Fired up @faridyu 🔥#HungryForMore pic.twitter.com/Le6seVZX1r
— San Diego Padres (@Padres) April 24, 2021
ナ・リーグ西部地区のライバル対決、パドレス対ドジャースの今季第5戦は、「中5日」でエース対決の再戦となり、ダルビッシュ有が7回96球(ストライク60)を投げて被安打4、与四球3、失点1のHQS。しかも強力相手打線から9三振を奪う力投で今季2勝目を挙げた。
前回は7回被安打1の好投だったが、カーショーに押し出し四球を与えた1失点が決勝点になり悔しい負け方だったので、これでスッキリした。
最強軍団相手に2戦続けてのHQSは、今季の調子の良さとその投球内容の質の高さを物語っている。
試合の流れは多くのメディアでも紹介されているので割愛するが、1回に1番ムーキー・ベッツや4番マックス・マンシーにタイムリーを打たれた時はどうなるかと心配したが、この回を1失点で終えた。
3回にも危ない場面があったものの、その後は好守にも助けられて無失点に抑えた。最速は96.3マイル(約154.9キロ)のフォーシームだった。
フェルナンド・タティスJr.が2本塁打(3号ソロ、4号ソロ)3打点をたたき出す活躍で6対1とパドレスが勝利。これでパドレスはドジャースとの対戦成績を3勝2敗とした。