MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

Rソックス澤村が1回無失点 開幕へ確かな手応え

澤村が3度目のリリーフ登板で1回無失点の結果を出す

 

レッドソックス澤村拓一投手が現地時間22日(日本時間23日)、フロリダ州ポートシャーロットでのレイズ戦に5回から3番手で救援登板。

 

 

23球中14球がストライク(61%)、1回を無失点だった。

 

 

レイズ先頭打者アロザレーナには三ゴロかという当たりが、シフト守備の逆を付かれて左翼線に転がる二塁打になったが、後続の打者は打ち取った。

 

 

低めに集まっているようにも見えるし、スライダーも通用するように感じる内容だった。オープン戦3試合目になるが、順調に調整は進んでいるようだ。

 

 

澤村は、「結果が無失点というより、自分が意図したボールを投げる確率が上がってきたのは良かった」と冷静なコメント。

 

 

ビザ取得の関係で約2週間遅れでチームに合流。そのことに関しては、「ちょっと焦っていたかもと思う。ボールへのアジャストもそうだし、環境に慣れることも。自然と慣れていけば良いけど、慣れなきゃ、こうしなきゃという気持ちが空回りしていた。1回リセットしてやっていこうと思った」。

 

 

開幕まで残り10日。「10日しかないと思うか、10日もあると思うかは個人差がある。10日間の中で、いろいろなものを吸収していければと思う」と、確かな手応えを感じているようなコメントだった。

 

 

 

レッドソックスの予想ブルペン

マット・バーンズ

アダム・オッタビーノ

ライアン・ブレイジア

澤村拓一

ダーウィンゾン・ヘルナンデス

ジョシュ・テイラー

マット・アンドリース

ギャレット・ホイットロック

オースティン・ブライス

 

 

レッドソックスのデプスをみるとバーンズがクローザーだが、ヤンキースから来たオッタビーノがクローザーになる可能性もある。澤村は広島にも1年在籍したライアン・ブレイジアらと共に試合の後半にセットアッパーとして使われそうな顔ぶれだ。

 

 

昨季、新型コロナの影響を受けた左腕のヘルナンデスやテイラーが好調ならブルペンに厚みが増すだろう。

 

 

澤村は未知数だが、スプリットは通用する。実績を積めばクローザーもあり得るだろうが、最初からクローザー起用はないとコーラ監督はコメントしている。先発陣がBランクなだけにリリーバーたちが試合を作れるのか注目だ。

 

 

本来のパフォーマンスを発揮できるかどうか?ヘンウェイパークのマウンドへの順応。移動が多い日程。わずかな時差。移籍した日本人選手全員に言えることだが、これからクリアしていく課題は多い。