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大谷翔平、球団史上105年ぶりの「1番・投手」で出場

奇才・マドン監督が大谷を「1番・投手」で起用

 

今季も「二刀流」に挑戦しているエンゼルス大谷翔平は21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦で「1番・投手」で先発出場した。オープン戦はこれで3度目の登板になるが、今回は高校野球のように投げて打った。

 

 

2018年CY賞スネルからオープン戦9試合連続安打

 

打者としては、初回の第1打席で中前打を放ち、9試合連続安打をマーク。2018年サイ・ヤング賞左腕スネルの高め直球を中前へ打ち返した。3回の第2打席では四球を選び、5回の第3打席で左中間フェンス直撃打を放ち、2試合ぶりマルチ安打を記録した。

 

 

投手としても見せ場を作た。初回、パドレスの中軸に対して注目のタティスJr.をフルカウントから空振り三振に切って取った。

 

 

 

4回を投げて5奪三振、2四球、2安打1失点だったが、米メディアによると、4シームは101マイル(約162.5キロ)を計測した。3回のプロファーを見逃しの三振に仕留めた変化球(カーブ)もキレがあった。

 

 

球団によれば、レギュラーシーズンで先発投手が1番で先発出場するのは1916年以来105年ぶりということだが、公式戦ではないので参考記録程度だが、今季、1番打者が固定できていないチーム事情を反映してマドン監督は本気で「1番大谷」を試しているのかもしれない。

 

 

ただ、投手としはここまで2試合に登板し、計4回9安打6失点、防御率13.50で結果を出していない。しかし、この時期は実践での調整段階で、球威が戻ってきているのは確かだ。

 

 

打者では打率.600、4本塁打、7打点をマークして昨年の不振が嘘のように爆発している。

 

 

投手としての微妙なコントロールは、やはり、野球選手の中で、最高のスキルであることを大谷を見ていると感じることができる。

 

 

 

 

ただ、そういうことに挑戦していること自体が素晴らしい。見ているものに感動を与える。若者のチャレンジ精神は、年寄りには若き日の憧憬やロマンを感じる。

 

 

 

 

▽記事参考

 

https://full-count.jp/2021/03/22/post1063438/