MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マリナーズ平野佳寿がコロナ陽性反応 開幕赤信号

マリナーズ平野佳寿投手は14日、メディアの取材で新型コロナウイルスの陽性反応を示していたことが分かった。

 

日本人選手が感染したのは初めて。チームは同日、平野投手を負傷者リストに入れた。

 

 

 

 

1月30日にシアトル・マリナーズと160万ドルの単年契約で合意した平野は、マリナーズのセットアッパー、またはクローザーとして期待されていたが、同チームで唯一、再開後のキャンプで確認できない選手の一人だった。

 

一時は39度の高熱があったが回復し7月6日の検査では陰性と診断された。MLBでは2度の陰性後にチームに合流できる決まりがあり、現在はアリゾナ州の自宅で2度目の検査結果を待っているという。

 

平野だけではない、MLBでは、ドジャーズの不動のクローザーであるケンリー・ジャンセンが日本時間7月13日、3週間近くにわたる新型コロナウイルスとの戦いから回復し、チームの夏季キャンプに合流した。ジャンセンは開幕に間に合う見通しだ。

 

一方、ヤンキースアロルディス・チャップマン新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出て、今月23日の開幕には間に合わない見通しとなった。

 

ヤンキースのアーロン・ブーン監督が11日の会見で明らかにした。チャップマンについてブーン監督は、「検査で陽性反応が出た選手が1人いて、それはチャップマンだった。軽い症状が出ているが全体としては大丈夫だ。キャンプには当面の間、いないことになる」と述べた。

 

ヤンキースではこれまでに主力内野手のDJ・ルメイヒュー選手も陽性反応が出ていて、大リーグ契約の選手では3人目の感染者となった。

 

60試合の短期決戦になる今季のMLBだが、主力選手のコロナによる離脱は計算外の戦力ダウンになる。

 

今月10日には、各球団でキャンプが再開された後、9日までの間に行われた検査で新たに選手13人とスタッフ4人が陽性反応を示したと発表している。