タイガース有望株、ジャイアンツ若手右腕がTJ手術
レッドソックスのエース左腕クリス・セールがトミー・ジョン手術を受けることになったニュースはMLBファンには衝撃のニュースだったが、セールだけでなく少なくとも2人の投手が肘にメスを入れる。
MLB公式サイトのデトロイト・タイガース番記者ジェイソン・ベックの報告によるとタイガースの有望株左腕ジョーイ・ウエンツも日本時間3月18日にフロリダ州ウエストパームビーチの病院でデービッド・アルチェック医師によるトミー・ジョン手術を受けた。
ウエンツは19年7月末にシェーン・グリーンとのトレードでトラビス・デメリットとともにタイガースに移籍。傘下のAA級で5試合に先発して2勝0敗、防御率2.10の成績だった。
16年のMLBドラフトでブレーブスから全体40位指名を受けた選手で球団別プロスペクト・ランキングでは8位。招待選手としてメジャーのスプリング・トレーニングに参加していたが、早い段階で左前腕の痛みを訴え、別メニュー調整が続いていた。治療を受けて数週間後に投球練習を再開したものの、オープン戦での登板はなかった。
#SFGiants lose a rotation candidate to Tommy John surgery https://t.co/ae0EaHkmbv pic.twitter.com/D1J1FxdZqB
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) March 20, 2020
サンフランシスコ・ジャイアンツのメジャー2年目タイラー・ビーディ投手も日本時間の3月21日、トミー・ジョン手術を受けることが決まった。
5月に27歳になるビーディは昨季、24試合に登板。そのうち22試合に先発し、5勝10敗、防御率5.08、奪三振率8.7、与四球率3.5だった。
18年の4月10日デビュー、この年は2試合の登板に終わり、3年目だが実質2年目(MLS 0.128)。今季は先発ローテーションの5番手争いをしていた。
【先発ローテーション】
1 ジョニー・クエイト
2 ジェフ・サマージャ
3 ケビン・ゴーズマン
4 ドリュー・スマイリー
5 タイラー・ビーディ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてアメリカでも多くのスポーツが中断を余儀なくされている。MLBも7月頃の開幕が予想され、今季は例年の162試合から80試合~90試合程度しか消化できない。
そうなると今季は、諦めて治療期間に充てる選手たちが増えるかもしれない。
▽Information source
http://www.mlb.jp/category/news/#33210